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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2009年03月31日

教養としての農業

そうか!
その視点があったのか!

なんとも言えない感動に包まれていた。
それか!

農家ファンクラブの意義とは?
目的とは?

「農業」の中には、
作る-買うしかなかった。
その間に
作る-体験する-買う
と「体験する」が入ったのだった。

体験するの中には
・癒しの場として
・新鮮な野菜を食べたい
・子どもの教育上、自然に触れたい
・畑を通じてのコミュニケーションの魅力
などなどがあった。

「何かが足りない。」
そう思っていたレイちゃん。

そう。
それが「教養としての農業」というコンセプト。

作る-買うの間に
「学ぶ」という軸を入れていくということ。

農業について知る、考えることを通じて、
学んでいくということ。
レイちゃんのテーマは
「しなやかな大人の女になる」だ。
レイちゃんブログはコチラ
http://apple.niiblo.jp/

そのための教養のひとつとして、
「農業」について、知らないままではカッコ悪い。

農作業がバリバリできなくても、
野菜の作り方や管理のしかたは知らなくても、
農家の思いや野菜がどうやって育つのか、
背景にある日本の風土や文化を学んでいくこと。

これは大人にとって必要な「教養」なのではないだろうか?

まさにそうだ。
市民農園を借りるのでも、
ただ単に収穫体験をするのでもなく、
ファンクラブというコミュニティの中で、
共に学び、農という教養を身につけていくこと。

それだ。
それがイベントの核コンセプトになる。

僕たちは問いかける。

「農業」を知らないで、大人をやっていていいんですか?  


Posted by ニシダタクジ at 06:32Comments(2)農の未来

2009年03月30日

日本を洗濯してやる

と言ったのは坂本龍馬だったような。

さてさて。
北海道から帰ってきて
新聞をまとめ読み。

26日付けの新聞にこんなことが。

洗剤の使用量を2倍にしたらどうなるか?

×汚れがよく落ちるが色落ちしやすい
○汚れの落ち方はほとんど変わらない

ということなのだが、
正答率はわずかに26%だったという。

洗濯したことないんだな~。

いや。
それとも、めやすに対して
「2杯入れちゃえ~」という冒険をしたことがないのかな~。

とにかくも。
実生活の経験がないから、
「学校でも体験的に理解させたり実生活に応じた指導が必要」
としているそうだ。

実験あるのみ。

夏休みの自由研究ってのを
ひたすら1年を通してやる
サークルって面白いなあと思う。

小学生と中学生と高校生がペアになったりして。

気になったことをひたすら調べる。
アリの穴をつぶしたらどうなるか?とか。

それを日々、ブログにアップとかしたら、
意外と面白いサイトができるかもしれません。

いちばん汚れが落ちる洗剤はホントは
どこの洗剤なのか?
そして、なんという成分が実は効いているのか?

知りたいです、ホントに。  


Posted by ニシダタクジ at 06:10Comments(0)新潟ヒーロー大学

2009年03月29日

旅行プラン

函館から新潟まで
特急3本を乗り継いで帰ってきました。
旭川から通算すると5本です。

途中、大館駅で
駅弁「鶏めし」を買いに走ったり。
(秋田駅でも同じものが売っていた。笑)

荒れ狂う日本海を
見ながら、旅の気分に浸っていたり。
やっぱり旅はいいなあと思いました。

暇な時間は
「コンパス時刻表」を見るだけで
時間がかなり使えます。

新潟から始発に乗って函館まで行くと
各駅でどのくらいかかるのかな~
とか
根室までまるまる2日電車のりまくりで
行ける、とか。

東日本北海道パスなら
青森-札幌の夜行の急行が無料とか。
勝手に旅行プランを立てて楽しんでいました。

出来上がった旅行プランは
東日本北海道パスを使った、
函館、盛岡泊2泊3日です。

食べるものは
秋田の稲庭うどん
函館の海鮮丼に地ビールに塩ラーメン
青森のホタテ定食
盛岡の冷麺
仙台の牛タン
米沢の牛肉どまんなか弁当

という食い倒れの2泊3日ツアーです。
電車代 10000円+青森-函館の特急券と
宿泊が函館、盛岡で計10000円くらい。
食費と合わせて30000円コースですね。

このプランで行きたい方、
夏休みへ向けて、500円玉貯金を始めてください。

JRを使った旅行プラン、相談にのりますので
おみやげ買ってきてください。  


Posted by ニシダタクジ at 08:35Comments(0)日記

2009年03月28日

旭山動物園

とにかくすごい人。
ディズニーランド並みに込んでいました。
さすがに1時間待ちとかはないけど。

ペンギン館では雪の中15分待ち。
アザラシ館でも結構並びました。

あのよく写真とか紹介VTRに出てくる
ホッキョクグマの中から
カプセルで顔を出すやつ、
あれをやりたくて、並んでいました。

並んでいる途中に
「ホッキョクグマは見られない可能性もございます。」
とアナウンス。

ちょっぴり不安。
あと1人。

いざ、
カプセルの中に・・・

どこだ?
ホッキョクグマ・・・
いません。
ただひたすら人がいました。

動物園の中からヒトを見る経験、
つまり、ホッキョクグマ体験ができました。

クマになってみた率直な感想は、
オレなんか見に来て楽しいか?
って感じでした。

それにしても
ペンギンが真上を泳いでいたり、
アザラシが上から下から泳いでいる姿は
やっぱり圧巻でした。

旭川の山奥に、
日本全国から人が集まる動物園。
ただ、その事実がやっぱりすごいです。

そんなテーマパークを新潟にも作りたくなりました。
やっぱり農業絡みかな。  


Posted by ニシダタクジ at 05:45Comments(0)日記

2009年03月27日

農業×エックス=?

今回の受け入れの中心となった
三笠市の渡辺農場で行われている
ZEROプロジェクト。

コンセプトは
「農業を中心とした新しい産業の創出」だ。

今回司会進行をしてくれた谷崎さんの名刺の裏にはこう書いてある。

私たちは農業と様々な分野をかけあわせることで
新しい働き方、新しい農業のあり方を提案していきます。
文字通りゼロからのスタート。0から新しい価値を創りだす。
それがZEROプロジェクトです。

そう。
渡辺農場がチャレンジしているのはまさにここだ。

「農業は究極のアウトドアですよ。」
と谷崎さんが言っていた。
今年度もシーズンごとに4回のキャンプを
行い、大学生から子どもまでが渡辺農場を訪れた。

野外教育を専門に勉強していた谷崎さんが
イベントを企画、実行した。

農場というフィールド、農業というフィールドを
自分のフィールドと重ね合わせ、
新しいものが生まれていく。

新潟でもこんな動きができていったら
面白いと思う。

農業×エックス=?

半農半X(エックス)という言葉も
だいぶメジャーになってきたが、
これからは
農業×エックスも表舞台に出てくる気がする。  


Posted by ニシダタクジ at 05:51Comments(0)農の未来

2009年03月26日

まぶしいオッサンたち

別に額が広くなっているわけではない。
三笠市で出会ったオッサンたちが
みな、光を放っていたのだ。

中央食鶏の顧問の大西さん、
ちょっぴり話は長かったけど、
キラキラの瞳でお話をしてくれる姿に、
胸が熱くなりました。

そして。
参加者として来ていた、
奄美大島で黒糖を作っている叶さん。

あれは熱かった。

「こんなことをやりたい、あんなこともやりたい」
と話す姿はまるで子どものようだった。
いや。
子ども以上だった。

まぶしく光を放つ大人たちに出会えた
僕は湧き上がるチカラを感じています。  


Posted by ニシダタクジ at 17:35Comments(0)NPO

2009年03月25日

プロデューサーという仕事

北海道三笠市に来ています。
昨年11月に島田昌幸さんが
新潟にやってきて熱く語った飲み会の日。

農業の未来のカタチのひとつがここにある。
と思い、今年度中に来たかった場所。
願いは叶う。

この前の東京イベントでも
悪天候のため飛行機が飛ばずに、
お会いできなかった渡辺農園の渡辺社長にも
お会いすることができた。

千歳空港からマイクロバスで現地に向かう。
会場となるお寺でのセレモニーからすごかった。
三笠市の重鎮が勢ぞろい。
夕食のときも、
地元の重鎮が次々にやってきた。

農協の元組合長や市議会議員などなど。

ここまで巻き込んでいくのは、
なかなか簡単ではない。

島田さんのプロデューサーとしての動きを
あらためてすごいと思った。

そしてやはりそれは、
売り上げがついてきているから、
さらに支持されていく。

人のつながりと売り上げ。

島田さんのテーマである「雇用を生み出す」ということ。
そんな現場であと2日、勉強してきます。  


Posted by ニシダタクジ at 06:29Comments(0)NPO

2009年03月24日

本気&本音&本命

大学生と一緒に企業訪問。
社長、受け入れ担当者と面談。

最後の
受け入れ担当者の一言に
心が震えた。

本気さ。
どのくらい本気でやるのか?

そして自分の本音。
どう感じていて、それがどう変化したのか?

最後にこのプロジェクトが会社に
とってどのくらい重要であるか?

そう。
本気&本音&本命
のプレゼンテーションだった。

こんな会社、社長、受け入れ担当者と一緒に
「起業家留学」を創っていきたい。

そう思えた企業訪問だった。
ステキなドキドキをありがとうございます。  


Posted by ニシダタクジ at 08:07Comments(0)起業家留学

2009年03月23日

インプットとアウトプット

「Next Story~新たなるスタートラインへ」
の審査員控え室。

今回の審査項目について、
どれをどのように審査するか、
を審査員間で共有していた。

審査項目は4つ
1 学生のアントレプレナーシップ(起業家精神)
2 企業のコミットメント(支援、仕掛けなど)
3 事業成果
4 社会へのモデル性

このひとつひとつを詰めていくと、
起業家留学が分析される。

これを
KPI=Key Performance Indicators
=重要業績評価指標
という

つまり。
起業家留学という6ヶ月のプロジェクトは、

インプットとして、
学生の起業家精神と企業の経営資源(=ヒト、モノ、カネ、情報、志)があり、
それを半年間のプロジェクトと学生向けの成長「プログラム」を通して、
アウトプット、つまり会社の業績や社内の活性、あるいは学生の圧倒的成長がある
ことである。

ここで審査されるべきは
まさにKPIに照らせば、
1 学生の起業家精神
2 企業の本気度・関わり度
3 プロジェクト・プログラム全体の設計、コーディネート

が重要な要因であり、

4 企業の成果・業績
5 学生の成長度、変化度

を加え、さらに、
チャレコミ=チャレンジコミュ二ティの趣旨を考えると

6 地域社会への波及効果

の6項目を審査したらよいのではないか?
と思う。

反対にプログラムを組むときは
この6項目を満たしていくプログラムを
組んでいく必要がある。

やっぱり大学の学問って面白いかもしれないよ。
経済学部の学生になりたくなりました。  


Posted by ニシダタクジ at 04:15Comments(0)起業家留学

2009年03月22日

Next Story

Next Story~新たなるスタートラインへ~
2008年度起業家留学修了報告会が開催された。

半年間という
チャレンジを行った大学生たちの
プレゼンテーションに胸が熱くなる。

それぞれに物語があり。
それぞれにドラマがあった。

半年間を思い出して、
感謝の気持ちがあふれて、
涙を流すプレゼンテーションもあった。

審査により、グランプリが発表になる。

株式会社にいがた三昧で
グリーンツーリズムの新規事業に
取り組んだ佐藤秋乃さんが選ばれた。

2ヶ月ごとに
体験→企画→行動
とプログラムされた起業家留学。
2ヶ月ごとに進捗状況をプレゼンした。

途中に様々な挫折と気づきがあった。
最後は一緒にやってきた須田くんも
就職活動のため離脱し、
ひとりでイベントを企画している。

29日午前9時~
北区新崎の高儀農場で
イチゴ狩りつきのイベントを行う。
参加費3,000円(小学生以下2,000円)

起業家留学の総決算イベントに参加しませんか?

彼女が描く「次の物語」を聞きに。  


Posted by ニシダタクジ at 07:19Comments(0)起業家留学

2009年03月21日

コミュニティに入りたい

「人間は社会的動物である。」
と言ったのは古代ギリシャの哲学者、
アリストテレスだという。

地域コミュニティが崩壊しつつある現在、
なんとも言えない虚無感を抱えている人たち。

「コミュニティ」に属していたい
というのは、人間の本能的な欲求なのかもしれない。

これを巧みに利用したのが
宗教法人の勧誘方法なのではないか。
一度、コミュニティに入ってしまうと、
抜けるのはなかなか困難だ。

そのコミュニティの居心地がよければ、
知り合いを次々に勧誘したくなる。
同じ目的を共有しているので、
とても仲間意識、連帯意識が強い。

ということは。

ビジネスにおいても。
「そのコミュニティに属したい。」
というコミュニティを構築することが、
もっとも安定して顧客を集め続けるモデルとなるのではないか。

しかも。
どっぷりと束縛感のあるコミュニティではなく、
もっと軽いノリでちょっとだけ参加するもできるような、
気軽なコミュニティがいい。

これからはそうしたコミュニティの多さが
人間としての幅やビジネスアイデアを生んでいくのだろう。

コミュニティを価値づけること。
これがお客さんを惹きつけるようになれば、
勝手に回りだす。

「Next Story~新たなるスタートラインへ~
2008年度起業家留学修了報告会」
本日、午後1時より新潟大学前NICイベントホールにて開催です。

「起業家留学」というコミュニティがここにあります。
参加・見学歓迎です。  


Posted by ニシダタクジ at 07:09Comments(0)起業家留学

2009年03月20日

幸せな私のはじめかた

今日は宇佐美百合子さんと
長野県内を著者同行営業。

3月10日に発売された
「幸せな私のはじめかた」


この本が
ステキな刺繍絵と一緒になった
名言と、宇佐美さんのエッセイが組み合わさり、
特に女性に響くメッセージがいっぱいとなっている。

中学生や高校生に読んでもらいたい本に仕上がっている。

「生きるとは呼吸することではない。行動することだ。」
(ジャン=ジャック・ルソー)
からはじまるエッセイ。

好きになったら、行動する。
仕事がつらくなったら、辞めてみる。
そう。
生きるとは、呼吸することじゃなく行動することなのだから。

長野は晴れ。
4月の陽気でした。

気持ちのよい営業をさせてもらいました。
長野市、松本市の書店さん、ありがとうございます。  


Posted by ニシダタクジ at 06:13Comments(0)出版営業中

2009年03月19日

こんなもんじゃない

「まだまだ、こんなもんじゃない。」

きっと瀬沼さんは思っている。
僕たちが到達したいのは、
こんなレベルじゃない。

なんとなく感じる、物足りなさ。
もっとできると思う、なんともいえない不満。
自分自身に対する、もどかしさ。

最高のチームを創る。
その意識から、現状を見てみる。

まだまだ、足りない。
現状をただ不満に思うのではなく、
ゴールから逆算して違和感に思うこと。

これが脳機能科学者、苫米地さんの言う、
「コンフォートゾーンを外す。」ということなのかもしれない。

自分たちのチームも
自分自身も
本当の実力はこんなもんじゃない。

瀬沼さんのその意識が
チームをさらに高みに上げていく。

まだまだ、こんなもんじゃない。
僕自身もだ。  


Posted by ニシダタクジ at 07:07Comments(0)日記

2009年03月18日

作るのが好き

「中原農園」社長の中原重昭さん。
昭和26年生まれ。

小学校のときから
おばあちゃんがやっていた
野菜の引き売り(=リアカーを引いて売りに行く)
を手伝う。

中学を卒業後、
定時制高校に通いながら、昼間は家業の農業を手伝う。
その頃は地域の特産であるすいかとタバコ栽培を行っていた。
23歳で結婚。
地域の生産組合の青年部長を務めるなど、精力的に動く。

そんな中原さんに転機が訪れたのは、
パソコンでの経営指導の指南を受けたときだった。
これからは、すいかやたばこなどの単一栽培じゃなく、
たくさんの野菜を栽培して、自分で売っていくことが可能なんじゃないか。

平成3年。
野菜栽培の方法をいろいろと試していたときに
富山県の研究会に出席し、今の方法である
EMという微生物を応用した農法を知る。

3年にわたる試行錯誤の末、
平成6年に農法が完成。
素晴らしい野菜がとれるようになった。
スーパーやデパート、法人への営業を開始。

その当時話題になった
「波動測定」で中原さんのニンジンは
北海道の有機栽培の野菜を上回って、
高い数値が出て、一躍有名になっていく。

にんじんを強化していく中で、
規格外のニンジンが多く出て、
それをホテル新潟の小松原社長(当時)
に「もったいない」と言われ、ニンジンジュースが誕生。

平成12年には法人化し、有限会社中原農園になる。
今では従業員7名を率いる社長だ。

そんな中原さんにはひとつの夢がある。

「生活者の菜園」

地域の生活者たちが集い、畑作業を楽しみ、
ともに料理を作ったり、畑で自分のやりたいことを
実現していく、そんな菜園作り。

平成9年に訪れた
金沢市の「ぶどうの木」がまさにそうだった。

たくさんの人が集い、
シェフになりたい人がレストランを作り、
パティシエがやってきてお菓子屋さんを作った。

「ぶどうの木」には、人を惹きつける魅力がある。
それが野菜でもできるのではないか?

今年。
大きな転機が訪れようとしている。
畑の場所が一箇所にまとまった。
10年越しの願いである「生活者の菜園」の
構想がだんだんとできていく。

「こだわったものがこれなんだ」
と胸を張ってニンジンを出す中原さんがまぶしい。

「まるごと食べてもらいたい」
「採れたてのまま、生で調理をしないで、まずはかぶりついてほしい。」

そう。
中原さんの畑に行かなければ、
現場に出なければ、実感できないものがある。

「作るのが好きなんさ。」
とぽつりと言う中原さん。

子どもの授業参観を
「メロンの世話があるから」と言って、
行かなかったことが何度もあった。

「子どもの面倒は先生も母ちゃんも見れるけど、
メロンの面倒を見れるのは俺だけだ。」
と言った。

ゴールデンウィークも、お盆休みも、
畑の世話に一生懸命で、
子どもを遊びに連れて行っている余裕はなかった。

連休の最終日に、
オレも何か、友達に
「ここへ行ってきたんだ。」とお土産を配りたい、と言われ、
高速道路を飛ばして、柏崎までお土産を買うためだけに行ったこともある。

いちばんの思い出は、
夏の終わりに、みんなで登った角田山でのキャンプ。
子どもたちはなぜか餃子の食材を買い込み、
山頂で皮から餃子を作って食べたことだという。

いま。
中原さんの長男である重信さんは
中原農園の社員である。

中原さんは言う。
「おれはなかなか経営者にはなれない。
いつまでたっても百姓なんさ。」

ただ、野菜を作ることが好きなんだ。

なんて不器用な生き方なんだろうって思う。

でも。
そんな中原さんだからこそ。
人が集い、そこに集う人たちのつながりが
より強くなる。

帰りの車の中でトシと振り返り。
農家ファンクラブプロジェクト。
これができることをすごく幸せに思った。
トシと二人、泣きそうだった。

神様、ステキな仕事に出会わせてくれて、ありがとう。
またひとつ僕は、中原さんと自分の人生が好きになりました。

「好き」を求心力に、「想い」を遠心力に。

それが農家ファンクラブプロジェクトです。  


Posted by ニシダタクジ at 06:52Comments(0)農の未来

2009年03月17日

ダイバーシティ・ロール・エデュケーション

ダイバーシティ・ロール・エデュケーション
日本語にすると「多様性役割教育法」
起業家留学で、
これを実現できないかな、と思っている。

ひとりの起業家留学生に対して、
受け入れ企業の社長・社員とコーディネーターだけでなく、

同期の起業家留学生、
ヒーローズファームスタッフ
あるいは同期のほかの受け入れ企業の社長、
そして会員企業の社長など、

様々な人が起業家留学に関わってくる仕組み。
最大10社という受け入れ企業数を決めているので、
これが可能になってくるのではないか。

目的はひとつ。
学生の「当事者意識」の向上。

この会社が自分の会社である、とか
この事業は自分がやらなければいけないんだ、とか、
この事業の先に待っているお客さんがいるんだ、とか、
その状況こそが成果を出させるし、学生を成長させられる。

「当事者意識」向上の機会をいかにつくれるか。
そしてそれをいかにサポートするか。
それを多様な人間関係によって、可能にするのが、
「ダイバーシティ・ロール・エデュケーション」だ。(さっき作ったばかりの造語)

落ち込んでいたときに、声をかけてやる。
アドバイスが欲しいときに、誰かに相談する。
「きっとうまくいくよ」という声をかけてもらう。
そんな多層的・複層的な関わりを生んでいくこと。

ただし。
決定権を起業家留学生に預けていくこと。
それが人を育むのではないか。

目指すべきは
「ファーム」で野菜が育つように人が育つ仕組みづくり。

新潟という地を、
人が育つ「ファーム」へと育てたい。  


Posted by ニシダタクジ at 06:15Comments(0)起業家留学

2009年03月16日

農家ファンクラブ、スタートしました

農家ファンクラブ4月の発足へ向けてのプレイベント。
「究極の肥料作り」が行われました。

前日の悪天候がウソのように晴れ。
最高の天気の中でスタートしました。


初対面の人も多かったのですが、
作業をする中で自然と会話が生まれ、
みんなが仲良くなっていきました。

ひとことで言えば。
大人の土遊びでした。
みんなが童心に帰って、肥料を混ぜていました。

米ぬか、魚粕、カニ殻などなど。
中原農園の野菜の甘さの秘密があります。

「収穫」だけではなく、「種まきから収穫まで」
これがまきどき村のテーマでした。

農家ファンクラブのテーマは、
「種まきから収穫まで」だけでなく、
「種まきから収穫、そして農家の思い」

そんなものを
提案できるプロジェクトにしていこうと思います。

  


Posted by ニシダタクジ at 07:33Comments(0)農の未来

2009年03月15日

物語を感じるイベント

農業イベントと言えば。

「種まき&植え付け」「収穫」「料理」
が定番中の定番。
まあ。
それも楽しくないことはないけど。

シリーズもの
にしたいなあと思っている。

特に伝統とか文化とか
そういうのが感じられるもの。

昨日。
西川図書館で、
本を借り、イベントのスケジュール
を考えていた。

まだ。
決まりきってはいないのだが。

大学時代に買うだけで満足して読んでいなかった
「聞き書 新潟の食事」。
これは読みごたえのあす素晴らしい本。

「かて飯」

これは、
ダイコンの葉を塩漬けにして
保存しておいたものを、
春、ご飯と一緒に炊いたもの。

春先の野菜のない時期に
野菜を補うという知恵が詰まっている。

そうそう。
まさに「先人の知恵」
これを感じるイベントをシリーズでやっていきたい。

キーワードは「季節」「地産地消」「先人の知恵」「コミュニティ」などなど。

いろいろあって、
まだまだまとまらない。

本日。
農家ファンクラブプロジェクト、始動です。  


Posted by ニシダタクジ at 05:24Comments(0)農の未来

2009年03月14日

コーディネート・ファーム

起業家留学では、
企業と学生をつなぐコーディネーター
の役割が非常に大きいと言われている。

「コーディネート」という機能を
分解して考える必要がある。

学生の応援団として。
企業のフォロー役として。
学生の意見を企業に届ける存在として。

その機能を果たす役割を、
ひとりだけが担うのではなく、
たくさんの人が担えばいいのではないか?

同期の学生だったり、
起業家留学の修了生だったり、
ヒーローズファームのスタッフだったり、
あるいは関係のない社長だったり。

そんな、複層的な関わりをつくっていくこと。
線ではなく面
面ではなく3次元の畑のような仕組みで
コーディネートという機能を果たしていくこと。

ここに挑むべきなのではないか。

僕たちが目指すのは、
ファームのような関係性づくり。
学校の先生や家庭だけに頼るのではなく、
仕組みとして人が育つようにする。

起業家留学のコーディネートにも
ファームの仕組みを創るべきだ。  


Posted by ニシダタクジ at 07:52Comments(0)起業家留学

2009年03月13日

スタイルを売る

本屋で待ち合わせをしていると、
ついつい本を買ってしまう。

一期一会。
まさにこの言葉が本との出会いにも
当てはまる。

僕が手にとってしまったのは、
「スティーブ・ジョブス~人を動かす神」
(竹内一正 リュウ・ブックス・アステ新書)
だった。

そこのi-podの話が
とても素晴らしく、つい買ってしまった。

i-pod。
2001年発売の携帯型音楽プレーヤー。
爆発的なヒットをした。

2003年。
i-podのヒットに触発され、
大手のメーカーが参入した。
アメリカトップのパソコンメーカー、デルだ。

発売したのは「デルDJ」
i-podよりも価格が安く、
バッテリーの充電稼働時間がi-podは8時間なのに対し、
「デルDJ」は倍の16時間である。

デルの副社長は発表会でi-podを皮肉って言った。
「1台のデバイス(i-podのこと)に数千曲も詰め込み、
持ち運びができるのは素敵なアイデアだ。
ただし、数時間ごとに充電が必要でなければね。」

デルの広報も言った。
「製品のスタイルも重要ですが、消費者にとっては、
価格と機能が一番重要なんです。」

結果。
どうだっただろう?
「デルDJ」は販売不振が続き、2006年に販売停止した。

人々は、
街のどこでも、数千曲の音楽を携帯して歩きたいのではなく、
i-podを持って歩きたかったのだ。

アップルが売っていたのは、
携帯型音楽プレーヤーではなく、
i-podというスタイルだった。

人々が求めているのは、
商品ではなく、スタイルなのだ。

だから。
提案すべきは、商品のスペックではなく、
買うことによるスタイルの変化だ。

これは農家ファンクラブプロジェクトにも当てはまる。
中原農園の野菜を買うというスタイル。
顔の見える野菜を買うというスタイルを
僕たちは売っていきたい。

それがオシャレでカッコイイ、スタイルなのだから。  


Posted by ニシダタクジ at 06:56Comments(0)農の未来

2009年03月12日

7人のサムライ

必要なときに、
必要な人たちがやってくる。

方向性が間違っていなければ、
これは普通に起こりえることだ。

いま。
この事業が必要だとしたら。

必要なときに必要なヒトと必要なモノと必要なカネと必要な情報が
必ずやってくる。
神様が後押ししてくれるかのように。

すべての仕事はヒトから始まる。

いま。
だんだんとヒトが集まってきている。
五十嵐くん、よくぞ出会ってくれました。  


Posted by ニシダタクジ at 06:27Comments(0)NPO