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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2011年02月04日

松岡語録

本屋デザイナー
松岡照美さん。

現在は
山梨県の書店のプロデュースを
行っている。

そんな松岡さんの語録。
本屋さん好きなことが伝わってくる
名言をたくさんもらいました。

まずは、
一番衝撃だった。
「10坪の店でも、小さな宇宙は創れるんだよ。」
これは熱かった。
本屋っていうのは、宇宙を創る仕事なんだなって思った。

今回の訪問ではまず
「いま、何を読んでますか?」
「電子書籍についてどう思いますか?」
この2つに答えられないと本屋失格。 

僕が読んでいるのは
いまは、
就活、人生系の本が多いかな。

電子書籍。
これはどうかな。
人生のきっかけになるのなら、
そういう入り方もあるのではないかと思う。

本を読んだ後に、リンクなどで
さらなる世界につながれるのは魅力。

「時代が読める本屋になれ」

自分が持っているお勧めコンテンツが
50だとすると、
10は時代の本
10は地元の本
10は料理の本

など、そうやってどう100にしていくか。
これを考えなきゃいけない。

そしてそのコンテンツを
入った入り口のところにどう詰め込めるか?
が大切だ。
それによって小さい店が大きく見える。

そのためには
常に問いを持ち続けること。
そして受信すること。
受信と発信はセットだ。
なるほど。そのとおりだなあ。

本屋はサービス業だ。
飲食店だと考えれば、
掃除、接客は当たり前。

どんな料理で驚かせるか?
どんな本を提案できるか?
そこにかかっている。

本屋の役割は
「次の本を見つけること 本のつづきをつくること」
だとも言う。

だから、棚やフェアで
物語を作る必要がある。

今だったら
タニタの社員食堂のレシピ本が売れている。
あるいはもしドラがめちゃめちゃ売れている。

だとしたら、
その次の読むものは何か?

そこで、社員食堂2やもしドラ2ではなく、
お客さんがこれは!と思う本を一緒に並べておくこと。

もしドラであれば、
温故知新。

故きを温ねて新しきを知る。
要するに古典を読んで、
現在に通じるようなものを発見する、
ということがテーマになる。

それであれば、
カーネギー「人を動かす」やら、
流行でいけば「ニーチェの言葉」とかに
なるのだろうと言う。

なるほど。
そうやって本棚は生き物となるのだなあ。

また「ライバルを見つける」
これも面白い。

映画には主役があって、脇役がいるように
本屋の棚にも主役があって、脇役も存在する。
そんなライバルを見つけることも大切だ。

そんな棚を作れば、その本屋さんのライバルは映画館になる。
その本屋に行くだけで、映画を見たような満足感が得られるからだ。

最後に。
「お客様と共に成長していく。」

これも素晴らしい。
お客様と共に書店主も成長していく。

それは客単価を見ればわかるという。
お互いに切磋琢磨していれば、
必然的に客単価は上がっていく。

僕の師匠。
松岡照美さん。
やっぱりすげえや。

映画館のライバルになるような本屋、目指していきます。  


Posted by ニシダタクジ at 07:31Comments(0)ウチラボ