2008年06月26日

「営業力」

田坂広志「営業力」を読んだ。
営業の原点を思い出させてくれた気がした。
お客様が買うのは、商品ではなく、
営業マンの人、そのもの。

これからスタートする企画、
つまり商品がないものを買ってもらうには、
熱い思いと自分がどんな人間であるかを
買ってもらうしかない。

そうだった。
サンクチュアリ出版の営業を
始めた頃、新潟の書店の誰も「サンクチュアリ」
という名前すら知らなかった。

それを熱い情熱で
「新潟の若者に、こういう本が必要なんです!」
と熱いシャウトをしながら、注文をとっていった。

だんだんと、知名度も上がり、
テクニックが身につき、
多くの注文をいただけるようになった。

「商品力がついた」
まさにそうだろう。

ハっと気がついた。
「売れるから置いてください。」
そんな営業が増えていなかっただろうか。

そうじゃない。
こういう人に読んで欲しいから、置いてください。
これでしょう。
そこが原点でしょう。

起業家留学の企業開拓もそうだ。

若者がチャレンジできる新潟を、
大学生が地域にインパクトを与えていける仕組みを、
社会人と一緒に社会への挑戦をしていく機会を、
どうしてもつくることが地域にとって、大学生の将来にとって
いまを生きる中高生にとって、必要であるから。

だから。
この事業を一緒に創りませんか?

本気であること、その本気さを伝えていく営業。
それこそが必要だ。


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Posted by ニシダタクジ at 06:17│Comments(0)オススメ本
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