2011年03月11日

共同体

「働くことを企業と大人にたずねたい」
(中沢二朗 東洋経済新報社)

新しい切り口で
キャリアを論じた1冊。
高知大学池田先生のオススメにより購入。

これはなかなか。
次世代のキャリアについて論じてある1冊。

いちばんヒットしたのはここ。

産業革命が人を生産者と消費者に分けた。
生産者としての個人は従順で節度ある態度が求められ
消費者としての個人は欲望のままに買い続けることが求められた。

いつのまにか「共同体」意識は消え、
生産者と消費者は対立するようになった。

その心理的乖離が
不幸を生んでいるのかもしれない、
そう思った。

コトラーのマーケティング3.0にも書いてあったが、
生産者と消費者を分ける時代は終わりを告げようとしている。

対立するのではなく、
ともにいまを生きるパートナーとして、
歩んでいくことが必要となる。

世の中は歴史の転換点にきているとあらためて感じた。


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Posted by ニシダタクジ at 06:33│Comments(0)オススメ本
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