2009年10月31日

心の拠り所

35歳の教科書(藤原和博 幻冬社)
は、時代を読み解く、示唆に富んだ本。

20世紀から21世紀への時代変化を
もっともよくあらわすのは、
「みんな一緒」から「ひとりひとり」へ
というものだった。

テレビ、冷蔵庫、洗濯機
モノが確実に人を幸せにしてきた時代があった。

経済成長という船に乗っていれば、
ある程度の幸せが約束されていた。
ところが。
その確実性は完全に崩壊している。

ひとりひとりが自分で考えて、
つかみとらなければいけない人生。
人々は孤独になった。

その心の拠り所を求めて、
どこへいけばいいのか。

藤原さんは言う。
それがコミュニティだと。

趣味のサークルやボランティアなど、
たくさんのコミュニティが存在する。
そこに属することによって、安心を得る。

それが心の拠り所となる。
そんなコミュニティ形成を僕たちは目指していこう。


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Posted by ニシダタクジ at 05:47│Comments(0)オススメ本
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