2010年09月11日

「地域で働く」ということ

半年に1度のチャレコミギャザリング。
全国から地域×若者のチャレンジを生んでいる
団体が集まってきている。

京都のNPO法人ユースビジョン
の代表、赤澤さんの話を聞く機会に恵まれた。

2007年からNPOへの長期のインターンシップを仕組み化し、これまで40名が参加。
現在はそのうち、なんと8名がNPOに職員として就職している。
(ちなみに20名はまだ在学中だ)
おそるべし。

その秘密は、
「そのコミュニティに属したい」
という欲求を如何に高められるか。
そこにあるように思う。

赤澤さんが言う。
「仕事をする」ということと
「地域で働く」ということの言葉の違いを。

東京で仕事をする、というとき、
仕事は仕事、プライベートはプライベートだ。

しかし、「地域で働く」というとき、
そこには、地元のお祭りがあったり、
なんとか会青年部みたいな集まりがあったり、
講演会実行委員みたいなつながりがあったり。

それらを全てひっくるめて、
「地域で働く」ということなのだ。

だから、収入の多寡だけで、
東京で働くことと地方で働くことを比べるべきではない。

そう。
「地域で働く」というのは、
収入以外のよく言えば「豊かさ」に
あふれているのだ。

だから、大学生、高校生、中学生には
「職場体験」だけをやらせるべきではない。

いろんな会合も、
仕事以外のネットワークも
全て含めて「地域で働く」ということなのだ。

「地域で働く」
そのリアルな感覚を感じてもらう。

そして学生に問うのだ。
「どういう大人になりたいと思うのか?」


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本日付新潟日報11面
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Posted by ニシダタクジ at 06:42│Comments(0)NPO
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