2010年06月08日

機会と場を創るということ

昨日、「大人の寺子屋」のゲストに呼ばれ、
何を話すか、考えていると、
あらためて自分の中の整理ができていった。
アウトプットする機会って大切だなあと思った。

教師になりたいと思ったときがあった。
中学校で本物の「社会」を伝えたい、
と思ったことがあった。

でも。
僕のミッションは
教育者ではないのだなあと思った。

「子どもたちをこんなふうにしたい。」
そういうのが、あまりない。

ただただ、
たくさんの機会と、それを活かせるような場を
提供したいと僕は思うのだ。

その機会によって、
その子どもがどうなるのか、
それを見てみたい。

人生に答えはない。

大切なのは問いだ。
そんな問いを投げかける場、
共に考える場が地域の中にあること、
それこそが地域の豊かさなのだと思う。

僕自身が、そのような地域の豊かさを
14歳のときに必要としていた。
しかし、ひとりで悩むしかなかった。
まさにアンジェラ・アキ「手紙」の世界だ。

いろんな人がいて、機会があって、
たくさんの場に出会うことで、
問いが生まれ、
その問いを考えるためにまた人に会い、
場を創っていく。

そんな豊かさを創りたいと思う。

やっぱり、工藤直子「あいたくて」
こそが人生だと思う。

そんな「問い」が生まれる場と機会を
無限に創っていきたい。

「あいたくて」

だれかに あいたくて
なにかに あいたくて
生まれてきた
そんな気がするのだけれど

それが だれなのか なになのか
あえるのは いつなのかー

おつかいの とちゅうで
迷ってしまった子どもみたい
とほうに くれている

それでも 手のなかに
みえないことづけを
にぎりしめているような気がするから
それを手わたさなくちゃ
だから

あいたくて

※ことづけ=伝言


同じカテゴリー(NPO)の記事画像
タコつぼを破壊する
支援をする側、受ける側の壁を超えて
駅伝のようなまちづくり
新年会
エブリタイガー祭り
本日付新潟日報11面
同じカテゴリー(NPO)の記事
 立ち位置を知る (2011-03-31 06:39)
 計画停電 (2011-03-16 06:25)
 SRI=社会責任投資 (2011-03-01 05:54)
 政策をつくる (2011-02-20 09:07)
 「調査」で世界は変えられる (2011-02-17 07:14)
 まちを学校にする (2011-02-11 06:32)

Posted by ニシダタクジ at 06:06│Comments(0)NPO
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。