2009年01月19日

右から入って左に落とす

17日土曜日。
シブヤ大学つくり方学科。

今回のテーマはファンドレイジング。
僕もこの言葉を最近まで知らなかったのだけど、
ようは「資金調達」。
NPOは売り上げ(=事業収入)だけでなく、
会費や寄付など、いろんなカタチで資金を調達する。

株式会社ファンドレックスの鵜尾雅隆さんの講座。
http://dojo.livedoor.biz/

いや。
熱かったっす。
シブヤ大学の近藤ナオさんも
終了後第一声で、「いやあ、面白かった」
って言ってましたけど、かなり熱い2時間でした。

NPOが資金を調達するコツが
2時間に詰め込まれていました。
そして、日本はこれから変わっていく、
そんなことを実感させられる時間となりました。

いちばん印象に残っているのは、
「右から入って左に落とす」ということ。
特にウェブ制作などで重要となってくる要素。

まずは右脳に訴える。
右脳=ビジュアル、感性

ここで大切なのは、
なぜ、やっているか?というところ。
特に実体験に基づくものである必要がある。

次の左脳へ。
いまの社会はこうこうこんな問題を抱えていて、
それを解決する方法として
僕たちは次の3つの事業をやっています。

それがうまく行くと、
「よし!会員になろう!」と思うわけです。

それなのに、
大部分のNPOが左から入っている。

まずは社会背景から。
教育問題が叫ばれて久しい昨今・・・みたいな。

ダメ。
ぜんぜんダメ。
助成金の申請書の書き過ぎ。(笑)

まずはなぜやっているのか。
どういうときにいちばん感動したのかを
実体験ベースで語ることから始めなければ。

「いま、僕は天職に出会っている。」

宮澤拓。
起業家留学第1期生。
起業家留学開始後、仕事があまりなく、本を読んで学ぶことが多かった。
1日1つチャレンジをする「プチ革」のメールも流れてこない。

1度目の中間研修の日を迎えた。
開始時、テンションがかなり低い。
それが時を追うごとに、瞳の奥に力が入ってきた。
「次の1ヶ月はかならずやってみせます。」

そう宣言している様子を、僕は後ろのほうで見ていた。
いま、僕は天職に出会っている、そう思った。

宮澤くんは次の1ヶ月のプチ革を宣言どおりやり抜き、
今は2期目の起業家留学を行っている。

先日の修了報告会。
宮澤くんが言った。
「僕には夢があります。」

大学生たちの変化。
そして躍動感ある毎日。
起業家留学はそんな瞬間を数多く生み出しています。


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Posted by ニシダタクジ at 07:40│Comments(0)NPO
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