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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2009年04月14日

ブランドとは、感情移入

小山薫堂
「もったいない主義」(幻冬舎新書)

土曜日、お風呂ミーティングに行ったときに
カワムラ氏が鈴木くんにプレゼントした本。

僕も買っちゃいました。
カワムラ氏の本のセンスは
新潟では群を抜いていますので。
わが本屋の参謀にしたいところです。

彼のオススメ本で最高だったのは、
「王様のレストランの経営学」。
あれが今でも僕の理想のチーム像となっています。

さてさて。
もったいない主義から
ステキなエッセンスがありました。

「ブランドとは、事前に刷り込まれた価値である。」

米沢牛といわれれば。
超美味い牛肉だと思う。

ごく普通のカレー。
ひき肉と野菜が入っています。
では、特段食べたいとは思わないが。

そこにお母さんが登場して、
「次男が大好きだったんです。」
「次男は今どこに?」
「アメリカ大リーグで野球をやってます。」
「お名前を聞いてもいいですか?」
「鈴木と申します。」

ええ!
イチローのお母さん!?

そのカレー、食べたい!!
と思ったのではないでしょうか。

ごくごく普通のカレーでさえ、
こんなにも強烈に食べたくなるんです。

その価値に人はお金を払うんですね。

農家ファンクラブが目指すブランド作りも
まさにそうだ。

あの人が作った野菜が食べたい。

それはその人が有名だからでも、
有名飲食店の材料を育てているからでもなく。

その「思い」に触れながら、
野菜を食べたいから、
僕はその野菜が食べたい。

そう思えるようなブランドづくりを
やっていこうよ。  


Posted by ニシダタクジ at 05:19Comments(0)農の未来