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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2010年01月05日

農業ブームはなぜ来ているか?

「農業ブーム」だと言われる。
「ブーム」でできるもんか、と専業農家の
人たちはきっと思っているだろうが。
そんなに甘くない。

人はなぜ農に惹かれるのか。
そこは考えておく必要があるのだろう。

よく言われるのが、
「都会生活に疲れた人が田舎へ。」

でもこれではピンと来ない。
昔から都会生活をし続けている人はいるし、
これまではそんなブームはなかった。
ではこの仮説はどうもおかしい。

「都会の人間関係が希薄で。」
これも同様に、何十年も前から希薄だったはず。

観光で農業体験する人などは、
昨日の日記のように、
「自己投影型消費」のひとつだと考えられる。

それでは仕事として農業を選ぶのは?

ひとつは、ネット時代を迎え、
農業がやりかたによっては、
自分で販路を開拓・拡大し、
収入を得る方法ができてきたことだろう。

もうひとつは、これも「全脳思考」(神田昌典著)によるが、
「知的蟹工船時代」と呼ばれる、
現在の知識社会の仕事のあり方が関わっているように思う。

やってもやっても、成果が上がってこない。
努力と成果がまったく比例しない時代となった。

反面。
農業はどうだ。
売るのは別にして、収穫だけを考えれば、
がんばればがんばっただけ報われる。

努力への報い。
これがひとつの要因ではないだろうか。  


Posted by ニシダタクジ at 07:04Comments(0)農の未来