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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2008年06月11日

「人」が造る日本酒

小さな酒蔵を訪問しました。
こだわり尽くした製法に職人魂を感じました。
「いい酒を造るのにできることはすべてやる」
その精神がひとりひとりに生きていて、
仕込み時にはとてつもない緊張した空気が張り詰めているのだそう。

この酒蔵で造る日本酒のターゲットは、
初心者~日本酒通
の段階が1~10だとしたら、
1と10のお客さんを相手にするのだという。

旅館や飲食店で使われる
一番基本の普通酒を全力でつくり、
あとは大吟醸クラスのお酒をこだわり尽くす。

流通も、卸を通さずにすべて小売店へ。
その理由は、徹底した品質管理ができることと
こだわりを説明して売ってくれるからだという。

ビン火入れという独特な製法で作った日本酒は、とてもデリケート。
日光や温度ですぐに変質してしまう。
冷蔵管理がとても重要となる。

また、酒蔵のこだわりを伝えてくれる小売店は、
「自分が2人いるようなものだ」と語っていた。
酒屋とのパートナーシップで売っていくのが日本酒だと。

日本酒は、造りでまず生き物(酵母)を相手にしている。
そして出来上がってからも徹底した品質の管理と
人を伝わってその価値が伝わっていく。

歴史・文化とつながっていること。
生き物を相手にしていること。
そこに人のつながりがあること。

日本酒の価値をあらためて実感した訪問だった。
そんな物語を感じながら飲みたいお酒があります。  


Posted by ニシダタクジ at 05:16Comments(0)起業家留学