スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by LOGPORT運営事務局 at

2009年05月12日

十五の君へ

十五の僕には誰にも話せない
悩みの種があるのです。

から始まる
アンジェラ・アキの「手紙」
NHKの合唱コンクールのテーマ曲と
して圧倒的な支持を受けた。

いま負けそうで泣きそうで消えてしまいそうな僕は
誰の言葉を信じ歩けばいいの
ひとつしかないこの胸が何度もばらばらに割れて
苦しい中で今を生きている
今を生きている

今の15歳を象徴する歌詞。

しかし。

そんな15歳を生んでいるのは誰なのか?

どう生きたらいいのか。
何を大切にしたらいいのか。
夢を持つにはどうしたらいいのか。

15歳の生活シーンの中に
そういう機会が少ないということが
実感する。

アンジェラ・アキはこう伝える

いま負けそうで泣きそうで消えてしまいそうな時は
自分の声を信じ歩けばいいの
大人の僕も傷ついて眠れない夜はあるけど
苦くて甘い今を生きている。

人生のすべてに意味があるから
恐れずにあなたの夢を育てて
keep on believing

~~~ここまで

「信じ続けて」と言う。
それは美しい言葉だが、
言い換えると、辛抱しろよ
と言っているようなものだ。

そんな社会を創ったのは誰なのだろう。
テレビの中から、「辛抱しろよ」と
言ってもらい、それに涙をしていれば、
辛抱できるのだろうか。

このメッセージを発するべきは、
周りの大人たちなのではないか。

実は僕たちも生き方がわからないんだ。
でも、こんな人生もあるし、あんな人生もある。
なんでもやってみたらいいじゃないか。
僕でよかったら相談に乗るよ。

僕が大切にしているのは、
こういうことなんだ。
その基準を大切に今を生きているんだ。

それはひとりひとりが見つけていくもの。
答えなんてないんだ。

だから。
一緒に探していこう。
いつか、それが見つかると信じて。
そして、自分を信じて。

そんなことをたくさんの周りの大人が
発してくれたら、15歳の人生はもっと楽しくなるんじゃないかな。

この歌が大ヒットするということは、
我々の敗北なのだと僕は思う。  


Posted by ニシダタクジ at 07:12Comments(0)日記