2008年07月26日

売れる本屋さん

新潟市内をフェアのフォローで
少し回ってきました。

とあるツタヤさんで
担当になったばかりの書店員さんがいて、
ちょっぴりオッサンみたいな講釈をしてきました。

じゃじゃーん。
初公開!
売れる本屋さんの作り方。


同じお店でも場所によって同じ本が売れたり、売れなかったりする。
→本を置く場所を変える、考えることで売れにつながる。

たとえばビジネス書新刊の延長上では、
主に男性向けの本が売れます。
男性がよく通るからです。

2 
立ち読みをして買う本と、インスピレーションで買う本がある。
→立ち読みをして買う本は入り口付近より立ち読みがしやすい奥のほうが売れます。

立ち読みする本は新刊ではなく、既刊本。ロングセラー商品です。
ウチでいけば高橋歩さんの本は
どちらかというとそっちになるような気がします。

女性エッセイは表紙とかインパクトが大切なので
入り口付近に置くと、売れる本があります。

ウチでいけば「がんばりすぎてしまうあなたへ」(宇佐美百合子著)は
入り口、レジ前でかなり売れました。
今なら「結婚一年生」(入江久絵著)がオススメです。


売れる並べ方(蔦屋書店伝説の店員Yさん直伝)
→本の中身を読んでいなくても、タイトルが近いもの、同じキーワードのものを近くに並べる。
そして、あとは表紙の色合いです。

本を並べるのはアートです。
この色の隣はこの色。
最近では人の顔が表紙になったものも多いので、そのバランスを考えて並べます。

伝説の店員Yさんの一番の武器は、
「本を並べるのが楽しいんです。」

それか!!
Yさんはどこの店に行っても圧倒的に売りました。

そしてすごいのは、ほとんど本を読んでいないのに
ビジネス書とかもめちゃめちゃ売っていたところです。

「どんな仕事も楽しくなる3つの物語」(福島正伸 きこ書房)
は私がオススメしたらすかさず100冊注文して、一番いい場所で展開。
1日3冊くらい売っていたんじゃないかな。
オススメをすぐ行動に変えるところもすごいですね。

「並べるのが楽しい」ってなると、
その楽しさがオーラとなり、棚から出てくるのでしょうね。
思わずお客さんも買ってしまいます。

ああ、はやく本屋さんをやりたいです。



同じカテゴリー(出版営業中)の記事画像
フルーツグミをつくろう
旅の途中
神社とアトム
蔦屋書店伊勢崎宮子店
今を生きる
幸せな私のはじめかた
同じカテゴリー(出版営業中)の記事
 フルーツグミをつくろう (2010-08-02 07:26)
 旅の途中 (2010-04-30 05:05)
 神社とアトム (2010-01-23 06:44)
 蔦屋書店伊勢崎宮子店 (2009-12-04 08:05)
 今を生きる (2009-08-28 07:34)
 怒涛の電話営業 (2009-05-20 05:32)

Posted by ニシダタクジ at 07:11│Comments(0)出版営業中
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。