2008年06月20日

たこ焼き屋というカフェ

カフェとは、
ただ単にコーヒーを飲むところではなく、
人と人のコミュニケーションの場。
見知らぬ人どうしが、マスターや場の仲介によって
知り合える場。
イギリス発祥のパブもおそらくは近いだろう。

急速に広がった日本におけるカフェ。
しかしながら、そこでは見知らぬ人どうしが
知り合うことはない。

「誰かに会いたくて、カフェに行く」
こうした心の動きがあると思う。

カフェの機能を分けていくと
1 美味しいお茶を飲んで気分転換
2 会議やひとりでの時間を過ごす場所
3 人と人をつなぐ
ただし、3番目の機能はほぼ、認識されていない。

中学生高校生にとっても
この3つの機能が必要であると思う。
気分転換をする場。
時間を過ごす場。

友だちとのんびり過ごす場所を
必要としている。
たこ焼き、クレープ、大判焼き。
簡単に食べれて、食べるまで少し時間がかかる。
食べながら過ごす時間はとても大切だろう。

そしてそこに人との出会いがあったら。
本との出会いがあったら。
そこはまさに高校生にとってのカフェになるのではないか。

またカフェのいいところは、
裏ミッションが他人からバレないというところだ。

カフェでコーヒーを飲みに来る人は、
美味しいコーヒーをただ飲みたいのか。
それを利用して商談をうまく進めたいのか。
センスのいいカフェを知っていると女の子に思われたいのか。
それとも店員さんがきれいで、それが目当てなのか。

いろいろあるだろう。
しかし、対外的には(?)
美味しいコーヒーを飲みに来ているのである。

中高生にとってのたこ焼き屋さんも同じことが言える。

学校での悩みをたこ焼き屋のオヤジに相談したいのか。
元気がないから、誰か友だちに会って、元気づけられたいのか。
読みかけのマンガがあって、それを読んで時間を過ごしたいのか。

そんなのは明らかにせずに、
ただ、たこ焼きを食べに来たんだ。
それだけだ。

「なんでも悩み相談室」
みたいな建物が仮にあったとして。
そこに行くのって抵抗がある。
悩みがあることを認めているのだから。

そうじゃなくって、たこ焼き屋に行く。
たこ焼き食べたいから。
そこで悩みが相談できて、結果として
自分が楽になったりすることがすごく大切なのだと思う。

中高生にとって、
そんなお店があったらすごくいいと思う。
たこ焼き屋というカフェが。


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Posted by ニシダタクジ at 06:16│Comments(0)ヒーローズカフェ
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