2009年05月18日

インテンション

パッチアダムス講演会。
りゅーとぴあのコンサートホールが埋まった。

「愛とユーモアが世界を救う。」
パッチアダムスは愛とユーモアの人
だと思っていた。
病院に行き、子どもたちにパフォーマンスをする。

それは並大抵のことではない。

病院だけではない、
貧困国、そして戦場にまで
パッチは足を運ぶ。
そこでは相手を見ること、
気くばりをすることが求められる。

一緒に病院を訪問した通訳の方も驚愕していた。

汗だくになっているクラウン一行に、
水が出された。
みんながいっせいに飲み干す。

ところがパッチは手をつけない。

「君は僕の2倍しゃべっている。」
「君が飲むべきだ。」
「いや、パッチが飲んでくれ。」
「君が飲むまで飲まない。」

というやりとりをして、1本のペットボトルを
分け合った。

そう。
パッチは愛とユーモアの人ではなく、
気くばりの人。

そして、相手を楽しませる人ではなく、
相手に寄り添う人。

そんなパッチの原動力。
それは意志のチカラ。

意志、実行、検証
すべてはこの繰り返しだとパッチは言う。

何よりも大切なのは
意志、インテンションだ。

自分がどうありたいのか。
どうなりたいのか。
どんな世界を実現したいのか。
今日1日をどう生きたいのか。

これにしたがって生きるということ。

人はみな、
Because「ビコーズ」
で生きてしまう。

今日、いやなことがあったから。
今日、失敗したから。
今日、つらいことを言われたから

だから。
今日は元気が出ない顔をしていよう。
今日は仕事のやる気が出ない。
今日はあの人につらくあたろう。

それってあなたの行動には、関係ないことだ。

すべてインテンションから
行動を起こしていくことだ。

どんな未来を創りたいのか?
どんな自分でありたいのか?
そこから行動が生まれてくるはずだ。

39年前。
パッチは決意をする。
患者が尊重される病院をつくる。

その決意は、
一度たりとも揺らいだことはない。
毎日毎日、いや、一瞬一瞬が
その想いの体現活動だ。

すべてはインテンションが創っている。
僕もやらなくちゃ。


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Posted by ニシダタクジ at 07:10│Comments(0)日記
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