2009年02月24日

「誇り」が必要なんです。

ドラマ「スクールウォーズ」の舞台
京都・伏見工業。
荒れ果てた学校にひとりの教師が赴任。
山口良治。元日本代表のラグビー選手。

プロジェクトX~ツッパリ生徒と泣き虫先生~
(2000年11月放送)
では、山口先生を迎えて、
学校が変わりつつあるときが描写されている。

印象的な言葉はこれ。

「山口先生、伏見工業をラグビーで京都一にしてください。
この学校には、誇りが必要なんです。」

自己効力感(=セルフ・エフィカシー)
の重要性が問われているいま。

それは、日本語的に言えば、
「誇り」なのだろうなと思った。
土曜日のローカルヒーロー列伝で講師だった
場所文化機構の後藤さんも
話していたが、これからのキーワードのうち、
もっとも重要なものであると思う。

ひとりひとりの人間にも
ひとつひとつのまちにも、
ふるさとにも、そして日本にも、

誇りが必要なんだと思う。

では。
地域、ふるさとにおける誇りはどこから生まれるのか?

先人たちの知恵を
もう一度たどり、体感すること。
先人たちの魂をふたたび感じること。

農業体験が単なる作業体験や料理体験である時代は終わった。

先人たちの知恵に敬意を表し、
自分たちがその子孫であることをうれしく思うこと。
漬物、祭、年中行事、伝統料理。

そのひとつひとつに意味があり、
祖先の魂が宿っている。

僕たちの農業体験は、
「誇り」を取り戻す、ふたたび創りあげる
活動となっていくことを目指したい。

文化を受け継いでいくこと、
文化を創っていくことは
「誇り」を取り戻す数少ない方法論のひとつだと思う。


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Posted by ニシダタクジ at 07:20│Comments(0)農の未来
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