2009年02月06日

価値観が多様であることをいかに実感するか

「勝ち組、負け組」に代表される
画一的な価値観とそれに疑問を持たなかった人々と社会。

そうじゃない。
ひとりひとりが自分にとっての価値を考え、
そして実行しなければならない。
そこからが出発点だと強く思う。

では。
価値観が多様であることをいかに伝えればいいのか。

まきどき村の「人生最高の朝ごはん」とは、
ひとつの価値観の提示である。

「人生最高の」とはいったい何か?
何をもって「最高」たらしめるのか。
その価値観は多様であると思う。

あの時間と空間に
「人生最高」を詰め込んだ。

炊きたてのごはん
採れたて野菜の味噌汁
そして朝市で買った漬物
囲炉裏を囲んでみんなで食べる。

「勝ち組、負け組」の価値観ではない、
もうひとつの価値観。
「人生最高」がたしかにここにある。

そんな場所がたくさんあったいいと思う。

岡本太郎の世界を知って、
芸術、アートの世界がまさにその可能性を秘めていると思った。

岡本太郎は、アートの世界さえ、
画一的な価値観に染められているという。
「芸術はきれいであってはならない。」という。
真正面から対峙し、真剣に向き合って、初めて理解しえる。

多くの他人が素晴らしいと言うから、
きっと素晴らしいんだろうと物知り顔で言うものでは決してない。

そういうのは、どうしたら実感できるのか。
まちに様々なアートをちりばめればいいのか。
実際に参加するアートイベントを作ればいいのか。
価値観の多様を伝える上でアートは魅力の材料だ。

学校とは違い、評価されないアートの舞台を作れないだろうか。


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Posted by ニシダタクジ at 03:10│Comments(0)日記
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