2011年03月24日

僕が本屋さんをつくった理由 2

僕は今でも
サンクチュアリ出版の地方営業を担当している。
http://www.sanctuarybooks.jp/

東は東北、秋田・山形、西は富山、石川までが営業エリアだ。
全国でもそのような契約の人はいない。

2001年、初めて営業した本は高橋歩「LOVE&FREE」
サンクチュアリ出版の初代社長である高橋歩さんが1998年
に引退した後に、2年間の世界一周新婚旅行で
感じたことをエッセイにしてまとめたもの。
今読んでも不朽の名作だ。

僕にとって忘れられない会社での出来事がある。

「新刊営業ミーティング」

新しく本が発売されるときに、
担当の編集者がその思いを営業部に伝え、
そのプロモーション方法などを考える会議だ。

高橋歩さんの「イツモイツマデモ」が発売のとき。
編集のヨウヘイが語ってくれた。

なぜ、このフォントを使い、
空間を多くとっているのか?

それは「凛とした感じを出したかった」
という編集者の想いがあったからだ。

衝撃を受けた。
世界が変わった。

本屋さんで目の前に並んでいる本。

その本は、長いリレー、そう、
箱根駅伝のようなタスキをリレーして
いま、目の前にあるのだと知った。

それは「思い」のリレー。

著者から編集者へ思いの詰まった原稿を渡す。
編集者が思いを受け取り、それを伝えるために編集する。
編集者は新刊営業ミーティングで営業部に思いを伝える。
営業は、書店員さんの顔を見て、本を通じて伝えたいこと、
どんな人に読んで欲しいのかをリレーする。
書店員さんがそれを受け取り、お店にキレイに並べる。
そこでお客さんと本はドラマチックに出会うのだ。

僕はそのとき、書店営業という仕事に大きな誇りを見出した。
駅伝のランナーになったようなつもりだ。

書店に並ぶ1冊1冊の本に、
ナナメにかけられた目に見えないタスキが
僕には見える。

著者
編集者
営業
書店員
読者

本を届けるという駅伝の第4走者をやってみたい。


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