2010年12月01日

「経済成長」で失ったものと「貢献したい」思い

工業社会から情報社会
そして知識社会へ。
大きな時代の流れの中で、
人々がモチベーションを失っている。

「がんばれば報われる」
そんな価値観が崩壊している。
もはや、がんばっても報われないことも多い。

そして何より。
国家全体が何を目指していくべきか?
のビジョンがない。

「追いつけ、追いこせ。」
そのスローガンは多くの日本人のモチベーションを上げた。
実際追いついてみたときに、
失ったものがあまりにも多かった。

経済成長とは、
「つながりを切ること」だったと僕は思う。

田舎の次男坊を実家から切り離し、
工場で働いてもらった戦後の工業社会。

たくさんの農家を地域ひとくくりに「産地化」し、
農協、大規模小売店のいいように、値決めをして、
日本全国に行き渡らせた農業。

商店街からイオンへと
買い物の舞台を移してきた地域社会。

1人1台のテレビ、自動車、携帯電話などの
電子機器等の発達は、リアルなコミュニケーションを
必要としない暮らしをもたらした。

これが「経済成長」だった。
と僕は思う。

その宗教並みの「経済至上主義信仰」が
揺らぎはじめているのが、いま、まさに生きている
この時代2010年だ。
どうも、目指してきたものが違ってみたいだ。
と実感をもって感じられるいま。

「つながり」を失った社会は、
ひとりひとりの「責任」意識のない社会
へとつながっていた。

無縁社会、それは無責任社会。
隣の人が、未来の子どもたちがどうなろうが、
「そんなの関係ねぇ」と言ってしまえば、
本当に関係ないことになってしまう世の中。

いま。
「貢献したい」という意識は
特に若者の中で高まっているように思う。

キーワード
「国際」「環境」「福祉」
に若者が惹かれるのは、
そこに明確に「貢献」というニュアンスが
つながっているからではないか?

本当は、目の前に「貢献」が転がっているのだと
僕は思う。

2010年。
ラスト1ヶ月。

時代のキーワードは
「つながり」と「責任」、そして「貢献」。

未来は僕たちの手の中にある。


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Posted by ニシダタクジ at 07:14│Comments(0)起業家留学
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