2010年10月19日

ワークライフバランスという現実

土曜日、株式会社ワークライフバランスの
小室淑恵さんのお話を伺って、
つくづく、ワークライフバランスは
理想ではなく、現実なんだと実感した。

つまり。
「できたらいいよね」ではなく、
「実践しなければ、日本社会全体が沈没していく」
ということ。

世界で類を見ない長い労働時間でありながら、
労働生産性は先進国中最低レベルである日本。

かつて、労働時間を増やせば増やすほど
業績が伸びた時代があった。

モノが足りない時代。
作れば売れた時代。

そのころ重視されたのは
「他社よりも早く、そして速く」

他社よりも早く商品を開発し
市場に投入すれば、
いち早くトップシェアを取り、
それが認知されてしまえば20年、30年と
シェアを維持できる時代があった。

その頃は残業すればするほど
業績が上がり、給料も増えた。

しかし今。
モノがあふれた。

「付加価値」をつけなければ売れなくなった。

その「付加価値」を産むアイデアを見つけるために
ライフの充実が必要だと小室さんは言う。

それだけではない。
大量介護時代を目前に控え、
男性も働き方を変える必要が必ず出てくる。

今。
船の舵を切らなければ、
氷山にぶつかるのをただ待つだけだ。

「ワークライフバランス?
仕事と暮らしのバランス?
余裕があったら、そういうのをしたいよね。」

そう言っていられるのは今だけだ。

氷山は、目の前に迫りつつある。


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Posted by ニシダタクジ at 07:26│Comments(0)起業家留学
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