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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2010年12月09日

モチベーション

2010年のいま。
企業にとって最大の問題は
モチベーション問題である、と僕は思う。

やる気が出ない。
精神的にきつい。

神田昌典さんは
著書「全脳思考」で
知的蟹工船の時代が来ている、と表現する。

今を生きるビジネスパーソンは
見えない顧客に、見えない商品を
売っているかのようになっていると。
「コンピューターに使われる時代」となってしまった。

情報社会から知識社会へという大きな流れの中で、
人々がモチベーションを失っている。

もうひとつ。
「成果主義」の限界。

アメリカ型の「効率性」を重視して
会社は株主のモノという考え方によって
成果主義が導入され、
非効率的なモノ、たとえば社内運動会など
が廃止された。

しかしながら、近年、
大手商社などで社内運動会が復活してきているという。
参加した社員からは
「先輩との人間関係が出来、社内の風通しがよくなった」

成果主義では、個人の成績、
それも短期的なモノが重視されすぎ、
思わぬ弊害が出る。

僕は、数年前の食品偽装事件は、
「道徳」がなくなったのではなく、
短期的な数字を追いかけすぎた結果、
脳が数値目標達成をゴールに設定し、できることをやったに過ぎない
と考えている。だからといって、許されることではないのだが。

成果主義ではモチベーションが上がらず、
むしろ下がるという実験結果が
「モチベーション3.0」(ダニエル・ピンク)に
載っている。

そして最大の問題が
「価値観の危機」だ。

今まで信じてきた価値観、経済至上主義が
音を立てて崩れたいま。
何を信じ、何に価値を置いて、進んでいけばいいのか、
先の絵が見えない。

だから、モチベーションが上がらない。
自分が何のために働いているのか、
その答えがない。

そして、それに対する答えを
社会は持っていないのだ。
自分でひとつひとつ、確認し、構築していくしかない。

モチベーション危機。

これは、企業にとって、深刻な影響をもたらす。
仕事への意欲が湧かない。
はやく終業時刻が、週末が来ないかなと
思いながら、惰性で働いている。

「やる気を出せ」
「成果報酬やるぞ」ではもはや通用しない。

内的モチベーションが上がらなければ、
成果が出せるはずはない。

そのモチベーションをどうやって上げていくか。

ひとつは
仕事の先にある顧客の姿を思い描くこと。

もうひとつは社員食堂の復活のように、
社内コミュニケーションをとっていくということ。

そして何より、
会社としての価値観を示していくこと。

リッツカールトンのすごさの秘密は
クレド(信条)にあると言われているが、

そのクレドとは、会社としての価値観であり、
それが明確であるから、
従業員のモチベーションが上がり、
驚くべき成果を生んでいく。

共有すべきは、会社の価値観である。

それはもちろん、クレドで示してもいいのだが、
もっともわかりやすいのが、
本業と一体化した社会貢献事業(SR)なのではいかと思う。

価値観を共有して、モチベーションを上げている。
これが現在の成長企業の条件のように思う。  


Posted by ニシダタクジ at 07:08Comments(0)起業家留学