スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by LOGPORT運営事務局 at

2010年11月27日

ひとりひとりの当事者意識

昨日から
社会教育委員の研修@杉並に
参加しています。

あんなにおもしろいパネルディスカッションは
久しぶりでした。

コーディネーターの
宇都宮大学の廣瀬先生が
面白すぎましたし、的確なまとめで
素晴らしかったです。

社会教育を推進するとは、
コーディネートすることだと
改めて思いました。

無縁社会。
共同体崩壊。
顔の見える人間関係の崩壊。

これらが子どもたちの社会化を
機能不全にしている。

その原因は、
核家族化、コミュニティの崩壊、
家庭と地域が教育の当事者でなくなったことが
大きい。

核家族第2世代である、
私たち世代は、
経済社会の中で生きてきて
自分たちは「消費サービスの受け手」
だと思っている。

だから、学校に文句言ったり、
執拗な自分の子へのこだわり
を持っていたりする。
いわゆるクレーマーやモンスターと
呼ばれる人たちが生まれてくる。

先生たちは問いかける。
「今の社会は社会の構成員を育てる社会になっているのか?」

学校・家庭・地域
という三角形ではなく、
学校は本当は地域という土台の上に
乗っかっている。
そんなことを思った。

事実、学校教育と社会教育は
明確には分けられていない。
総合学習や学校支援ボランティアは
厳密に言えば社会教育の範疇になる。

いまこそ。
「学校だけでは子どもは育たない。」

を共通認識にコラボレーションを生んでいく
社会教育を進めていく必要がある。

「人に迷惑をかけない」
ではなく、
迷惑をかけあっていく生き方。
それが社会教育の許した生き方。

ひとりひとりが社会教育の当事者となる。

社会の構成員としての次世代を育むために、
社会教育委員の果たす役割は大きい。  


Posted by ニシダタクジ at 07:26Comments(0)日記