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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2010年11月07日

斉藤文夫さま

本日は喜寿のお祝い、本当におめでとうございます。
斉藤さんの地域の文化や歴史にかける想い、情熱は10年前にお会いしたときとまったく変わらずに、
熱く燃えている様子をいつも隣で拝見しています。

思い起こせば11年前、私は、右も左もわからずに、
ここ、福井地区に飛び込んでいた大学生でした。
情熱だけの企画書でしかなかったのを、当時巻町役場の石田富行さんのお力添えによって、
まきどき村は産声を上げました。

そして、私は、ここ西蒲区福井にたどり着きました。
そこで目にしたのは佐藤家の「カヤ刈りボランティア」のチラシでした。
かやぶきの屋根の葺き替えをするためのカヤを刈るボランティアでした。

そのボランティアが私と佐藤家、そして斉藤さんとの出会いとなりました。
私が今でも覚えているのは、かや刈りの4年目の飲み会です。
東西南北と1年に1面ずつの屋根の葺き替えをしていき、
かや刈りボランティアは最後になる年のことでした。

かや刈りを終えて労をねぎらいながら、お酒を飲む姿に、私は涙がこぼれました。
「この人たちは、こんなにも自分の住む場所が好きなんだ。」

「誇り」自分の住んでいる地域に対する誇りを、私はそのときに初めて感じました。
あの瞬間、この場所は、そして佐藤家は、僕にとってのふるさととなりました。

斉藤文夫さん、私は斉藤さんによって、
「ふるさと」とは、どういうものなのか。
を教えてもらいました。

「ふるさと」とは、自分の暮らしている町を誇りに思うこと。
「誇り」とは、愛することだと、斉藤さんの背中が教えてくれます。

これからも、ますます情熱と誇りを持って、
様々なことに一緒にチャレンジしていきたいと思います。

斉藤さんがいつまでもご壮健でありますことをお祈りし、
私のお祝いのご挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。  


Posted by ニシダタクジ at 13:20Comments(0)まきどき村