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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2009年12月01日

農を知ろう、農を学ぼう

「有機栽培」茶葉使用。
「有機ワイン」

なんて、言葉が踊っている。
なんとなく、
「有機」であると、なんか安心な感じがして、
つい手が伸びてしまう。

本当ですか?

土曜日の高儀農場社長の
高橋さんの話は、
背筋が寒くなる思いがした。

その昔、コシヒカリは
丈が伸びすぎて、秋になると、
倒伏してしまうので問題になっていた。

倒伏をしているところに
台風などが来れば、品質悪化の危険がある。

そこで。
何が起こったか。

ホルモン剤の投与。
丈を伸ばさない、薬を撒いた。
たしかに丈は短くなって、倒伏しなくなった。

高橋さんはそのワラを刈って、
トマトの苗にかぶせた。

すると驚くべきことが起こった。
トマトの丈が伸びないのだ。
通常の半分くらいにしか丈が伸びない。
収穫量は激減した。

ホルモン剤の恐ろしさを身をもって知った瞬間だった。

「有機農産物」とは、
化学肥料ではなく有機肥料
を使用してつくられた農作物のことだ。
厳密に言えば、3年以上農薬・化学肥料を使用していない
農作物のことだ。

では。
その有機肥料とは何か。
主となるのは畜産からでるたい肥だ。

ではそのたい肥は、
どこから来るのか。

ホームセンターに行けばわかる。
中国製の安い鶏糞が大量に売られている。

もしかしたら、
大量にホルモン剤を投与されたかもしれない
鶏のものが入っているかもしれない。

それでは、皆に問いたい。
中国製の鶏糞を使ってつくられた農作物は
安全な農作物だろうか。

よっぽど、化学肥料を使って、
栄養をコントロールした野菜の方が安心だろう。

「有機農産物」というラベルにだまされる前に、
もっと農業を知らなければならない。
農業を学ばなければならない。

それが、僕の出発点でもあった。  


Posted by ニシダタクジ at 08:15Comments(0)農の未来