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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2008年12月29日

餅つき

豊栄の宮尾さんの餅つき
に参加した伊藤くんが興奮気味に
電話をかけてきた。

「東京とかいろんなところから30人くらい人が集まって、
本当にいい雰囲気なんすよ!」
「ああいうのを経験したら、宮尾さんところのお米や卵を
買いたくなりますよ。」

宮尾さん。
豊栄で自然農法による米づくりと
自然養鶏を手がける農家。
とても温和な雰囲気を醸し出している人。

伊藤くんが実感したもの。
それがまさしく農の未来の姿。
というより僕たちが目指していく
次世代の農のあり方だと思う。

宮尾さんが売っているのは、
自然農法で取れた「安心安全」な米ではない。
鶏自身が健康でいる「安心安全」な卵ではない。

宮尾さんが売っているのは、
「幸せ」そのものなのだ。

自然の中でたくましく生きる稲や鶏たちに思いを馳せる。
宮尾さんの気持ち。
毎日の農作業。
援農で手伝ってくれた大学生。
そして、そこに共感し、集まってくる仲間たち。

そのつながりを、
毎日の米を食べながら、
卵を食べながら、実感できたら。
それ以上の幸せがあるだろうか。

あるべき農の未来。

「安心安全」というラベルに価値をおくのではなく、
どんな人が、どんな思いで、どのくらいの手間をかけて作っているのか。
その思いに共感し、集まってくる人たちを思いながら、
米や野菜、卵を食べていく、そんな幸せな食事風景を取り戻していくこと。

伊藤くんの感じたものは、
きっと多くの共感を呼んでいくと僕は思う。

そんな農家と住民の関係をたくさん生んでいこうと思う。  


Posted by ニシダタクジ at 07:24Comments(0)農の未来