スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by LOGPORT運営事務局 at

2008年09月23日

農業の可能性

東京のギャザリングで一番驚いたこと。
「農業」に対する関心がここまで高まっているということ。

10年前。
農業は、いや畑仕事さえ、かなりマイナーだった。
環境への意識の高まり、LOHAS、食の安全、地産地消
などなど、言葉にはきいていたが、実感としてなかった。

しかし。
全国の長期インターンシップ実践団体の
人たちが「農業・食」をテーマに活動している
ことを知った。

もはや農業・食は最も古くて、最も新しい産業
なのかもしれない。

しかしながら。
いままでのような農業では、この時代に対応は難しい。

野菜も米も、通常のように売っているだけでは、
収入は十分には入らない。
新しい価値を生んでいく必要がある。
俗に言う「付加価値」というやつだ。

めずらしい野菜。
こだわりの農法。
産地の特性を生かした作り方

などなど。
付加価値のつけ方は様々ある。

それがあれば、市場で競争できる。
日本だけでなく、海外へも売れる。

ん?
ちょっと待て。
それでいいのか。
なんだか大切なことを忘れている気がする。

「採れたての野菜が一番うまい。」

無農薬とか有機とか、産地とか
そういうことにこだわる前に、
採れたてを食べてみたことがあるだろうか。

私は新潟に来て初めて、
ソラマメやエダマメの採れたての美味しさを知った。
チェーン店等の居酒屋で出てくる
冷凍~解凍~産地不明のエダマメはもはや食べられない。

まずは採れたての美味さを伝えたい。
そして次に、畑を体感してもらいたい。

生命のつながりを。
宗教的に言えば、
人間も生命の織物のひとつにすぎないことを。

そこに大きな教育的効果があるような気がする。

農業の時代がそこまで来ている。
その前に、農業の可能性を、価値を、本質を、
もう一度考えてみる必要がある。  


Posted by ニシダタクジ at 06:15Comments(0)NPO