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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2008年05月05日

田植えという文化

午前5時。
みんなが起きだした。
お母さんは、朝ごはんのおにぎりをつくり、
お父さんは、田んぼに田植えの目安となる線を引く。

午前6時前。
兄ちゃんと弟とおにぎりを食べる。
いざ、戦闘態勢。

「ヒルがいるよ。」
と言われたけど、ハダシで植えることに。
長靴履くと、足が抜けないんだもの。

6時半頃からいっせいに植える。
湧登くんは応援団。
お父さんのおにぎりを抱えて、田んぼにやってきた。

農作業であんまり活躍したことがない私は、
「今年こそ」という思いが強い。
苗を取り、植え始める。
すでに慣れている5時起きのため、体調は十分。

お父さん、速い。
すごいスピードで横を追い抜いていく。

半分終わり、しばし休憩。
みんなでどら焼きを食べる。
湧登が口のまわりにあんこヒゲをつけている。

10時すぎ。
田植え終了。
ひと仕事終えた後の爽快感が包む。

お昼の買出しへ。
湯之谷名物「きんちゃんのハム工房」のチャーシューが
絶品だということで、湯之谷Aコープへ。

帰り道、広美さんが言っていた。
「どうして5月15日以降に植えろっていう指導があるんだろう。」
たしかに、周りの田んぼはまったく田植えをしていない。
病気対策なのか、台風対策なのか、この地域は遅い田植えを推奨している。

「GWに植えられないと、いろいろと大変なのに。」
まったくその通りだ。ステキな感性だ。
GWに田植えをするから、遠方の息子達が駆けつけてこれるのだ。
そして、強制的に家族がそろう瞬間がつくられる。

稲作文化はたすけあいの文化だと思う。
昔は隣近所みんなが総出で地域の田んぼの田植えをした。
みんなで輪になり、おにぎりを食べた。

田植えをすること。
それは、単なる稲を育てる1つのプロセスではなく、
家族が集まり、文化を体感することでもある。

「GW=田植え」
そこに、大切なものがあるように思う。  


Posted by ニシダタクジ at 05:40Comments(0)日記