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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2008年03月28日

費用対効果

「費用対効果」
これだけコストをかけたのだから、
これだけは儲からないとやる意味がない。

通常はお金の話である。
経済至上主義が生んだ、
効率を最優先する考え方だ。

しかし、それは、全ての働く人に共通するのではないかと思う。

ボランティアはお金をもらわない。
労働力を提供するだけだ。

じゃあ、ボランティアは何も得ていないのか?
そんなことは決してないだろう。

相手の喜ぶ笑顔。
社会の役に立ったという自負。
自分の中のすがすがしい気持ち。

これが報酬でなくてなんだろうか。

ボランティアとは、決して無償の奉仕ではなく、
労働力を提供する代わりにあたかかい気持ちを
いただく、そんな仕事であるとわたしは思う。

中越沖地震ボランティア。
真夏の暑い中、毎日のように集まってきたボランティア。

決してすごくなんかない。
彼らは彼らの意思でそのような働き方を選んでいるし、
お金ではない報酬を山のようにもらっているのだ。

NPOという生き方働き方。
ここにはさらにシビアな「費用対効果」の考え方が必要である。

事業によっては、お金を稼げるものもあるし、
まったくお金が入ってこないものもある。

時間は有限である。

これだけの時間と労働力(ボランティア含む)を投入したら、
どれくらいの成果を生まなければいけないのか?
それがもしお金で計れない成果だとしたら、
どのように計っていくのか?

そして、限りある経営資源(ヒト、モノ、カネ)
をどこに投じていったらいいのか?
運営に必要なお金はどこから生み出していくのか?

それを常に考えながら事業を進めていく、
そんなクリエイティブな仕事であると思う。

昨日は虹のおとのインターン学生向けの研修だった。

本当に貴重な大学生活を
駆け出しの弱小NPOで過ごしていいのか?
時給1000円の居酒屋アルバイトをやれば。
1ヶ月どれくらいの給料がもらえるだろう。

それでも半年間、時間を費やすと決意したからには、
全力で取り組み、
居酒屋バイトの半年分の給料をはるかに凌ぐ
圧倒的な成果と圧倒的な経験をつかみとってほしいと思う。

人生は短い。
大学4年間はもっと短い。

大いなるスタートラインに、エールを送ります。  


Posted by ニシダタクジ at 08:51Comments(4)NPO