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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2010年01月21日

NPOの原点

やっぱり。
NPO立ち上げに必要なものは、
「思い込み」と「思い上がり」。

この2つに尽きる。
この2つは甚だしい「勘違い」だ。

「これがどうしても世の中に必要だ」という思い込み
「それができるのは俺しかいない」という思い上がり

そんなわけないのに。

でも。
やっている本人は大真面目に思っている。

僕は、「勘違い」だという自覚はあるけど、
やっぱり「思い込み」と「思い上がり」は持っている。

「就職廃止論」を読んで、
大学生への「機会提供」の重要性を
あらためて感じている。

大学にやっと合格して、
バラ色のキャンパスライフ。

それは、厳しい就職活動へのパスポートだ。

自分のやりたいこと。
向いている職業。
目指すべき目標。

何一つまじめに向き合うことなく、
過ぎていく時間。

テレビでおこっている
「就職活動はじまりました」
と聞いて焦る自分。

遅すぎる。
どう考えても遅すぎるんだ。

誰かがやらなければならない。
1年、2年のときから、人生と向き合う機会を
与えなければならない。

だから、やってるんだ。
そんな使命感が湧いてくる。

大いなる勘違い。
それがNPOの原点なんだ、きっと。  


Posted by ニシダタクジ at 06:20Comments(0)NPO

2009年12月26日

うまい酒

うまい酒。

あなたにめぐりあえて、本当によかった。

出会えた奇跡に感謝する。

そんな飲み会。

そこにうまい酒がある。

奇跡と感謝。

昨日は、ヒーローズファーム大掃除とクリスマス会&忘年会。

須藤さん、瀬沼さん、田中さん、茅原くん
そして中村さん。

みんなに会えてよかったです。

うまい酒をありがとう。

再放送【人生最高の朝ごはん】
27日(日)25:05~25:35
チームエコ「自然派宣言」
UX(新潟テレビ21)で放映です。   


Posted by ニシダタクジ at 05:50Comments(0)NPO

2009年12月13日

「地域で育てる」が地域を育てる

「沼垂・よりどころ」オープン記念イベント
に出てきました。

地場産野菜の八百屋、やさい村と
裏にはフリースペースがあり、
ひきこもり・ニートの若者支援を兼ねている、
県内では例を見ない取り組み。

そのオープン記念イベントに
町内会の重鎮たちもみな、顔をそろえた。

居場所の運営を行う、
NPO法人伴走舎の市島さんの挨拶。
NAMARAの江口さんとうちの実家、河田さんの対談。

そして、懇親会。
懇親会に流れる空気に、
幸せな気分になった。

地域で若者を支えていく。

そうだ。
地域の教育力。
それを取り戻していく取り組み。

それが高齢化が進む地域の再生にもつながっていく。
「地域で育てる」が地域を育てていく。


  


Posted by ニシダタクジ at 09:47Comments(0)NPO

2009年10月06日

チャレンジの舞台をつくるには

若者のチャレンジの舞台を
つくっていくために、
「若者のチャレンジの場と機会を支援したい」
という人や会社がどのくらい必要なのか?

チャレンジの舞台は東京にあるのではなく、
いま、この足元にある。

地域課題も多く、
お客さんの絶対数も少ない。

しかし、地方であれば、
他世代との連携が可能だ。
脈々と息づく文化がある。

それらを活かして、
チャレンジすることは、
東京に出て勝負をするのに匹敵すると僕は思う。

地方の時代。
それは、地方の誇りを取り戻していく時代のことだ。
歴史、文化、伝統、人のつながりを見直すことだ。

それを、チャレンジの舞台を
つくることによって、実現していく。

そこに賛同してもらえる人を集めていくこと。
会員を募るということは、思いを伝えていくこと。
思いの連鎖を生んでいくこと。

まずは、創りたい未来を描こう。

いま、ここに、自分がいることを、心から感謝して。
ありがとう。  


Posted by ニシダタクジ at 05:30Comments(0)NPO

2009年08月25日

ジュニアエコノミーカレッジ

会津若松市の
「ジュニアエコノミーカレッジ」事業について
ヒアリングに行ってきました。

お忙しい中対応していただきました
商工会議所の大堀さん、本当にありがとうございました。
熱い想いが心の奥まで伝わってくる時間となりました。

明天の貝沼さんも
つないでいただき、
また感動のソースカツ丼をありがとうございました。

会津若松商工会議所が
主催する小学校5,6年生向けプログラム
「ジュニアエコノミーカレッジ」

5名1組でチームを組み、
それを株式会社として組織する。

地域のお祭での出店へ向けて、
資金提供を受け、
いろいろ材料を仕入れ、実際に販売する。
利益はみんなのおこづかいとなる。
というプログラム。

ここで主催者側は徹底した「教えない」ことを
目指す。

たとえば
100円で仕入れたものを120円で売る
という事業計画が出てきた場合。
「そんな利益率では・・・」
と言いたくなるが、ぐっとこらえる。

そしてそのままやらせる。
小学校5,6年生がすでにもっている知識、知恵で
いまできることをやる。

場、環境を用意した
「アウトプット教育」しかやらないのだ。

大切にしているのは、「決める」ということ。

大家族だったり、子どもがたくさんいたとき、
自分が決めなければ、何もできなかった。
おやつの取り合いだって、自分がとりにいかなければ
食べられなかった。

いま、「決める」ということが
生活シーンにあまり必要ではなくなった。

5人1組の会社をつくり、準備をして、販売をする。
山あり、谷あり。
もうかることに価値があるのではなく、
経験することに価値がある。

「ジュニアエコノミーカレッジ」とは、
会津若松で、志士たちを輩出しようとする試みだった。

最後に大堀さんとパチリ。
  


Posted by ニシダタクジ at 06:13Comments(0)NPO

2009年08月05日

インタビューするというマネジメント

とある取材を受ける。
インタビューを受けていると
自分の考えが整理され、原点を思い出す。

これがインタビューの魅力かもしれない。
元新聞記者や雑誌のライターの人が
組織のリーダーとかやったときに、
そのインタビューの技術が役立つと思う。

そういえば。
僕もるるぶを書いていたことがあったなあ。
どうやってお店の魅力を引き出すか、
ひたすらに考えていた。

るるぶには、
事実しか書くことができない。
主観を書いてはいけない。

だから。
「マスターの人柄も人気」はOKだが
「マスターの人柄に癒される」はNGなのだ。

あらゆる質問を駆使して、
「なぜ?」に迫っていく。
そしてそのときに心の動きを追っていく。
僕はどうしてまきどき村をスタートしたんだっけ。

「豊かさ」を表現したかった。
そこが原点にあるのだろう。
「人生最高」というのは、こういうことじゃないのか。
と表現したかった。

そうだった。
インタビューされると、自分が整理される。
これをメンバーにやっていこうっと。  


Posted by ニシダタクジ at 07:09Comments(0)NPO

2009年07月22日

青い空という出発点~ナカムラノリカズ物語

とある大阪のまち。
光GENJIがデビューする少し前。
まちはローラースケートにあふれていた。
子どもたちはみな、ローラースケートを履いて
まちを走っていた。

中学生になって、
ローラースケートに靴が合わなくなった。
いつの間にか、しなくなっていった。

高校1年9月。
運命が待っていた。
昔よく遊んだ、町内会の兄ちゃんが、
見慣れないものを履いていた。

ローラーが4つ、タテについているもの。
ローラースケートよりもずっと速く
そしてカッコよかった。
それがインラインスケート(ローラーブレード)だった。

これだ!
と直感し、翌日にブーツを買いに行く。

速い。
そしてどこまでもいける。
家でゲームばかりしていた自分に
可能性が広がった気がした。

技も磨いた。
大阪万博の後の鶴見緑地。
そこで夕方から朝まで、
ひたすらスケートの練習。

ただすべるだけでなく、
エアー(飛ぶ)などの技を磨いたり。

来る日も来る日も練習し、
迎えた大阪でのストリートスケート全国大会。
参加50人中、1位。

やれば、できる。
それを実感した瞬間だった。

鶴見緑地には、
小学生から社会人まで、
3,40人の人が集まり、スケートの練習をしていた。
中村に憧れ、スケートを始める小学生がいた。

中村は5人組のチーム「エアーマックス」の
中心メンバーとして、多くのスケーターの憧れの対象となっていた。
そんなスケート界にも、
世代交代の波が容赦なく押し寄せる。
下の世代の台頭が始まる。

そして迎えた
代々木公園インラインスケート全国大会。
中村を慕ってスケートを始めた小学生も東京に駆けつけた。

予選通過。
しかし、中村は感じていた。
このままでは勝てない。

無難に技をこなしていたのでは勝てない。
一発逆転の大技で勝負するしかない。

90秒という限られた時間。
最後の最後に大技をもってきた。
MCが叫ぶ。
場内を大歓声が包んでいた。

意を決して、飛び込んだ。


失敗。


ヒザからガクッと落ちた。
こみ上げてくる感情。

中村は右手を上げて叫んでいた。
「もう1回やらせてくれ」

勝負はすでについていた。
規定時間は過ぎていたが、
高い壁に向かって、走り出した。

気がつくと、足からは血が出ていた。
さっき落ちた衝撃でスケートが曲がっていた。

でも、そんなの関係なかった。
飛ぶんだ。

中村は飛んだ。

MCが再び叫ぶ。
「バックフリップだ~~」

歓声が消えた。

中村は空を舞っていた。
高層ビル街の中に、
どこまでも青い空が広がっていた。

落下。

またしても失敗だった。

6位入賞。
結果として満足できるものではなかった。

しかし。
確かに出発点がそこにあった。

嫌いだった自分を、
「やればできる」と実感することで
だんだんと好きになっていった。
「やってはいけない」から
「やってみなくてはわからない」になった。

何よりも可能性を信じられるようになった。
人は必ず変われると信じるようになった。

今年もまた。
青い空の季節がやってくる。  


Posted by ニシダタクジ at 05:18Comments(0)NPO

2009年05月14日

ロジックを組み立てる

論理的に説明する。
ロジックを組み立てる。
そんな作業をひたすらしている。

「なぜ?」
「そのまたなぜ?」
「それを解決するにはどんな方法が?」

自分たちは
確信してやっていても、
それを外部に説明するときに、
わかりやすく、賛同を得られるようにやっていく。

そうやって人・モノ・カネ・情報の資源を集めていくことが
NPOには必要だ。

それは目的を早く達成するために
必要な手段であるからだ。

ファンドレイジングの鵜尾さんが
言っていたように
「右脳から入って左脳にオトす。」
説明ができるようなると、支援者も資源も集まってくる。

できるだけ、シンプルに。
心に響く、説明を。

もう少しお待ちください。  


Posted by ニシダタクジ at 06:44Comments(0)NPO

2009年05月06日

3種類の会員制度

魚沼から電車の旅をして帰ってきました。
長岡でスタバ・ラテ・キャラメルソーストッピング(320円)
を買って、読書の旅です。

「ファンドレイジングが社会を変える」
(鵜尾雅隆 三一書房)
はかなり示唆に富んだ熱い本だ。

帰りの電車の中で、
今回のいちばんの気づき。

会員制度には3種類ある。

1 「実利型」会員制度

会員になることで、割引が受けられたり、
特定の情報を得られるという会員制度。
あるいは特定のサービスを受けるために
会員になっていることが前提であることもこれにあたる。

2 「共感型」会員制度

そのNPOを応援したり支えること自体を
ポイントにしている会員制度。
サポーター的なもので、会員も
ほとんど寄付感覚で支払っている会員制度

3 「仲間型」会員制度

共済的活動のため、またそのNPOが有する
コミュニティのメンバーになるため会員になるということ。
マズローの言う「所属」の欲求を満たすためのもの

な、なるほど!

すべての会員制度はこの3つのパターンに
分けられる。

そして、
1よりも2や3のほうが会員が持続しやすい。

このうちのどのパターンで行くのかを
NPOだけじゃなく、会員制度というのを
もつ現場はすべて考えなければいけない。

モノを売るビジネスの場合、
ほとんどが「実利型」だけになっている。

そこに「仲間型」の要素を加えると、
より会員制度が強化される。

NPOの場合。
この3つすべてのアプローチ方法が可能だ。

すべてのアプローチを駆使して
魅力ある会員組織をつくることは
とても大切だ。  


Posted by ニシダタクジ at 04:53Comments(0)NPO

2009年04月28日

「らしさ」を明確にする

僕たちは
何屋さんなのか?
誰に何を提供するのか?
いちばん得たいものは何か?
実現したい未来とは何か?

そう。
ヒーローズファームらしさとは、
いったいなんだろうか。

いま。
僕たちにそれが問われている。

いちばん支援したい人。
ごく普通の中学生・高校生だ。

勉強もそこそこできる。
しかし、将来のビジョンがない。
やりたいことが何なのか、まったくわからない。

それなのに。
学校では、家では、
「夢は何だ?何になりたいんだ?」と
質問される。

わかるはずがない。
ヒントがあまりにも少ない。
出会った大人の数と種類が少なすぎる。
成功の尺度、カッコよさの尺度がない。

「いろんな人がいて、いろんな人生がある。」
まずはこれを体感することだ。
自分には自分の人生があると自覚することだ。

そして。
次に「やってみる」ことだ。
興味のあるものをとりあえずやってみること。

そんな中で自分の好きなもの
応援したいもの
大切にしたいものが
だんだんと分かってくる。

そして。
さらに次の段階として
「挑戦する」ことだ。

何かを決めて、挑戦してみる。
一定期間でもいい。
目標を立てて、挑んでみる。

その繰り返しの中で、
だんだんと気づいていく。
自分が本当にやりたいこと。
実現したい未来のこと。

そして。
自分の夢、志を見つけ、
そこに向かってさらなる挑戦を始めていくこと。

あきらめない理由を手にいれ、
がむしゃらに走っていくこと。

それが「ヒーロー」の定義なのではないか。

僕たちはそのきっかけがあふれる
仕組みをつくっていくこと。
それを行っていくことだ。

ヒーローズファームらしさ。

ひとつひとつの活動に思いを込めること。
小さな感動を込めること。
その活動によって、
誰かの人生が少しでも変わっていくきっかけとなること。

ヒーローとなるきっかけを提供する
空間と時間、そして人間関係を
僕たちは生んでいく。

これをもう少し分かりやすい言葉にすること。

僕がやるべきことだ。

中村さん、川村さん、素晴らしい時間をありがとう。
今日もステキな1日でした。
ありがとう。  


Posted by ニシダタクジ at 06:39Comments(0)NPO

2009年04月23日

コミュニティに意志を持たせる

「コミュニティ」
1999年にまきどき村がスタートして
すぐに出会ったのが
地元、福井地域の地域コミュニティだった。

ほたるの会
矢垂くらぶ
旧庄屋佐藤家保存会

など。
まちづくり活動を行う
市民団体がたくさんあった。
そして、その多くが今でも機能している。
それが郷土愛に基づいているのはそうなのだが。

さて。
コミュニティにもいろいろある。

大学のサークル。
小さなコミュニティだ。
形成されやすく、解散もされやすい。

市民団体。
エコ生活などを訴える市民団体。
マイ箸やごみ減量運動などを行っている。

僕が思うのは、
「居心地のよさ」だけでは、コミュニティは継続しない」
ということだ。

しかし。
「目的意識が強すぎると、活動は窮屈になっていく。」
ということだ。

ほどほどの目的意識、つまり意志
を持つことがいいコミュニティ存続、
そして楽しいコミュニティ、
入りやすいコミュニティの条件なのではないか。

コミュニティに小さな意志をもたせるということ。

農家ファンクラブという
コミュニティに小さな意志を持たせる。

「センスオブワンダー」
畑に触れることで感性を磨くこと。
「仲間」
異年齢、異業種の仲間に出会えること。
「応援」
こだわってつくっている中原さんを応援したい。

そんな小さな意志をつむいでいくコミュニティを
これから創るのだ。

「コミュニティ」という過去10年のテーマに
挑むときがようやく来た。  


Posted by ニシダタクジ at 06:11Comments(0)NPO

2009年03月26日

まぶしいオッサンたち

別に額が広くなっているわけではない。
三笠市で出会ったオッサンたちが
みな、光を放っていたのだ。

中央食鶏の顧問の大西さん、
ちょっぴり話は長かったけど、
キラキラの瞳でお話をしてくれる姿に、
胸が熱くなりました。

そして。
参加者として来ていた、
奄美大島で黒糖を作っている叶さん。

あれは熱かった。

「こんなことをやりたい、あんなこともやりたい」
と話す姿はまるで子どものようだった。
いや。
子ども以上だった。

まぶしく光を放つ大人たちに出会えた
僕は湧き上がるチカラを感じています。  


Posted by ニシダタクジ at 17:35Comments(0)NPO

2009年03月25日

プロデューサーという仕事

北海道三笠市に来ています。
昨年11月に島田昌幸さんが
新潟にやってきて熱く語った飲み会の日。

農業の未来のカタチのひとつがここにある。
と思い、今年度中に来たかった場所。
願いは叶う。

この前の東京イベントでも
悪天候のため飛行機が飛ばずに、
お会いできなかった渡辺農園の渡辺社長にも
お会いすることができた。

千歳空港からマイクロバスで現地に向かう。
会場となるお寺でのセレモニーからすごかった。
三笠市の重鎮が勢ぞろい。
夕食のときも、
地元の重鎮が次々にやってきた。

農協の元組合長や市議会議員などなど。

ここまで巻き込んでいくのは、
なかなか簡単ではない。

島田さんのプロデューサーとしての動きを
あらためてすごいと思った。

そしてやはりそれは、
売り上げがついてきているから、
さらに支持されていく。

人のつながりと売り上げ。

島田さんのテーマである「雇用を生み出す」ということ。
そんな現場であと2日、勉強してきます。  


Posted by ニシダタクジ at 06:29Comments(0)NPO

2009年03月12日

7人のサムライ

必要なときに、
必要な人たちがやってくる。

方向性が間違っていなければ、
これは普通に起こりえることだ。

いま。
この事業が必要だとしたら。

必要なときに必要なヒトと必要なモノと必要なカネと必要な情報が
必ずやってくる。
神様が後押ししてくれるかのように。

すべての仕事はヒトから始まる。

いま。
だんだんとヒトが集まってきている。
五十嵐くん、よくぞ出会ってくれました。  


Posted by ニシダタクジ at 06:27Comments(0)NPO

2009年03月11日

イトウヒロキという伝説

月曜日。
中原農園訪問後、試験的に取り寄せた
「おいしっくす」の無農薬野菜で
伊藤くんが鍋を作ってくれた。
菜っぱの美味さにビビった。

火曜日。
昨日に引き続き、伊藤くんは、
野菜を使ったカレーを作ってくれた。

伊藤くんの料理センスは
まったく素晴らしいの一言だ。
うなるほどの料理が出てくる。

そんな光景が今週で終わる。

3月15日。
農家ファンクラブプロジェクトの
第1回プレイベントを最後に、
伊藤広樹はヒーローズファームを卒業する。

2度目の卒業。
そういえば、去年の卒業パーティーも
伊藤くんは送り出されるほうでした。

その後、公務員試験を乗り越え、
ふたたびヒーローズファームに帰ってきた。

そして。
新規事業である農家ファンクラブプロジェクトの立ち上げに奔走する。

その周りに、数々の伝説が生まれた。
熱い熱いフィードバックセッション。
「イトウヒロキより」という言葉だけですでに笑えて、
そしてメッセージを聞くとあたたかい気持ちになる。

一緒に笑い、一緒に悩んだ。
いることが普通だったので、
いなくなることがイメージできない。

卒業と同時に幕を開ける新しい物語。
イトウヒロキという伝説が語り継がれるほどの
プロジェクトをつくっていきたい。

3月15日。
伊藤広樹の「思い」に会いに来ませんか?  


Posted by ニシダタクジ at 07:07Comments(0)NPO

2009年03月05日

星野くんへ

ついに最後の1週間になりました。
月曜日、ますます輝いて仕事をしている姿が
まぶしかったです。

最後の1週間を、
一緒にやれないことをとても残念に思います。

同時に。
僕も中村くんもいなくても、
星野くんがそれを全く問題にしないことを
とてもうれしく思います。

2年の後半から卒業まで。
途中、就職活動で空いた期間はありましたが、
大学時代のほぼ半分をヒーローズファームに
全力投球してもらいました。

御茶ノ水の焼き鳥屋さんで
「やっぱり俺たちツイてますよね。」
と言いながら飲む瓶ビールは美味しかった。

ツイていたのは、僕でした。

2人でミーティングと称して、ラーメンを食べていた頃。
遠い昔のことにように感じます。
大阪にいた中村さんを口説き、3人になったチームは、
次々に仲間を加えていきました。
同期3人がこの春、卒業です。

伊藤くん。
農家ファンクラブプロジェクトは伊藤くんのチカラです。
パワポが作れない僕といつも一緒にやってくれてありがとう。
そして、最高のフィードバックセッションをありがとう。

松ちゃん。
いいチームのあり方を見せてもらいました。ありがとう。
まっちゃんはステキな実行委員長であり、チームの主役でした。
こんなチームで仕事がしたい、と思えるチームでした。

そして星野くん。
すべては星野くんから始まりました。
星野くんの熱意と姿勢が、中村さんを口説く決め手となりました。

「日本でいちばん楽しいチャレンジプロデューサー団体」
というステキな称号をいただいたチームづくり。

僕が理想としていた「フローティングリーダーシップ」が
(王様のレストランの経営学・絶版より)
まさにわがチームにはありました。

場面場面に応じて、誰かがリーダーシップをとっていく。
リーダーがどんどん変わっていく。
それによって、ひとりひとりに当事者意識が生まれ、
チームが活気を生んでいく。

この前のギャザリングのとき、
4年生がいなくなって大丈夫ですか?
うまくまわせていけますか?
とたくさんの方から心配の声をいただきました。

「まったく問題ありません。」
と答えておきました。
僕たちはひとりひとりが最強なのではなく、
チームが最高だからです。

「星野くんでも、できた。」
愛を込めて、こう表現したいと思います。
1年前期7単位の星野くんが今や、ものすごいリーダーシップを持っているのです。

必要なのは、当事者意識。
そして、好きであること。

この2つがあれば、
みな、星野くんのようなリーダーになることができます。
星野くんになる必要はありません。
自分なりのリーダー像を作っていけばいいと思います。

そうやってできていくチームが
いかに素晴らしいか。
そうやってチームに関わっていくと、
いかに劇的な変化を遂げるか。

それを僕は星野くんに教えてもらいました。

覚えているでしょうか。
2006年12月。
第1回の社長同行イベントのエンディングで
高澤くんが高らかに宣言しました。

「終わったんじゃありません。いま。ここから始まるんです。」

星野くんの人生が、また始まります。
伊藤くんも松ちゃんも、人生が始まります。
そして僕もまた、新たな人生を歩き出します。

素晴らしい2年間をありがとう。
また、うまいラーメンを食べて、
うまい酒を飲みましょう。

卒業記念に、熱い言葉を贈ります。

未来を予測する最良の方法は、自ら未来を創造することだ。(アラン・ケイ)  


Posted by ニシダタクジ at 06:00Comments(0)NPO

2009年02月21日

学習の棄却

「NPOの経営」(日本経済新聞社)
著者、坂本文武さんによる
5時間に渡る「経営」セッションに参加。

今日も昨日に続き、たくさんの気づきに
あふれていました。
あらためてエティックのすごさを感じました。
まさに業界のトップランナー。

こんな貴重な機会を与えていただいていることに
本当に感謝。
必ずや次に活かしていかなくては。

昨日のセッションで一番ヒットしたのは
「学習の棄却」ということ。

創業期にバリバリとやってきた社長。
成長期、安定期、成熟期、衰退期
と進んでいくなかで、

その曲線どおりに歩んでしまうか、
もう一度成長曲線を描けるかというポイントは
「学習の棄却」、つまり過去の成功体験を捨てられるかにあるという。

昔はこのやり方で成功してきた。
だから今も成功するはずとやってきている会社が
真っ先に傾いていく。
過去にこだわってはいけないのだ。

今は違うよな、と方向転換できるリーダー、
そして組織が会社を成長させ続けることができる。

なるほど。
いま。
激動の時代。

携帯電話の会社を見ているとわかるように
一瞬にしてサイクルがまわっていく。

それなのに過去の成功体験にしばられ、
同じやり方をしているようでは、
その会社の未来はない。
NPOでもそれは同じだ。

過去の成功体験にこだわらず
常に新しいやり方、新しいことを試していく。
試行錯誤そのものをやらなければならない。

昨日も書いた「安定供給」の亡霊の小さなものが、
今日もどこかの組織に生まれている。

「学習の棄却」「成功体験の棄却」
意識しておくことが必要だ。  


Posted by ニシダタクジ at 07:03Comments(0)NPO

2009年01月19日

右から入って左に落とす

17日土曜日。
シブヤ大学つくり方学科。

今回のテーマはファンドレイジング。
僕もこの言葉を最近まで知らなかったのだけど、
ようは「資金調達」。
NPOは売り上げ(=事業収入)だけでなく、
会費や寄付など、いろんなカタチで資金を調達する。

株式会社ファンドレックスの鵜尾雅隆さんの講座。
http://dojo.livedoor.biz/

いや。
熱かったっす。
シブヤ大学の近藤ナオさんも
終了後第一声で、「いやあ、面白かった」
って言ってましたけど、かなり熱い2時間でした。

NPOが資金を調達するコツが
2時間に詰め込まれていました。
そして、日本はこれから変わっていく、
そんなことを実感させられる時間となりました。

いちばん印象に残っているのは、
「右から入って左に落とす」ということ。
特にウェブ制作などで重要となってくる要素。

まずは右脳に訴える。
右脳=ビジュアル、感性

ここで大切なのは、
なぜ、やっているか?というところ。
特に実体験に基づくものである必要がある。

次の左脳へ。
いまの社会はこうこうこんな問題を抱えていて、
それを解決する方法として
僕たちは次の3つの事業をやっています。

それがうまく行くと、
「よし!会員になろう!」と思うわけです。

それなのに、
大部分のNPOが左から入っている。

まずは社会背景から。
教育問題が叫ばれて久しい昨今・・・みたいな。

ダメ。
ぜんぜんダメ。
助成金の申請書の書き過ぎ。(笑)

まずはなぜやっているのか。
どういうときにいちばん感動したのかを
実体験ベースで語ることから始めなければ。

「いま、僕は天職に出会っている。」

宮澤拓。
起業家留学第1期生。
起業家留学開始後、仕事があまりなく、本を読んで学ぶことが多かった。
1日1つチャレンジをする「プチ革」のメールも流れてこない。

1度目の中間研修の日を迎えた。
開始時、テンションがかなり低い。
それが時を追うごとに、瞳の奥に力が入ってきた。
「次の1ヶ月はかならずやってみせます。」

そう宣言している様子を、僕は後ろのほうで見ていた。
いま、僕は天職に出会っている、そう思った。

宮澤くんは次の1ヶ月のプチ革を宣言どおりやり抜き、
今は2期目の起業家留学を行っている。

先日の修了報告会。
宮澤くんが言った。
「僕には夢があります。」

大学生たちの変化。
そして躍動感ある毎日。
起業家留学はそんな瞬間を数多く生み出しています。  


Posted by ニシダタクジ at 07:40Comments(0)NPO

2009年01月05日

創業メンバーがやめるとき

「学生団体は3代目の代に危機を迎える。」
これは、多くの人が実感していることである。

新潟大学在学中に
私が作った畑+環境サークル「有機農業研究会STEP」も
2代目から3代目の代替わりのときに
30人規模に急成長したが、あえなく自然消滅となった。

その原因は、
「設立メンバーの意思を3代目は共有していない」から
だとずっと思っていた。

これは企業にも言えることだと思う。
会社がある程度大きくなって、
社内でちょっとした争いがあったりして、
創業時のメンバーが欠けていくと、
急速に求心力を失っていく会社が少なくない。

では。
大学生スタッフを受け入れているウチのような団体はどうか?

大学生であるから、卒業するときが来る。
そのときに、問題となるのは、
「引継ぎをどうやってうまくやるか?」
ということのような気がする。

しかし。
しかしである。
若者を育て、どんどん人が辞めていく
「リクルート」は、なぜ成長し続けることができるのか?

引継ぎをうまくやっているからか?
それとも
優秀な人材がいくらでも集まってくるブランディングに成功したからか?

そうではない仕組みがあるのではないか。

そのヒントを昨年11月に社長に挑戦セヨ!!のゲストにやってきた
日本一インターン生を成長させ、戦力化している会社、
デジサーチアンドアドバタイジングの黒越さんが持ってきてくれたように思う。
デジサーチはコチラ↓
http://www.digisearch.co.jp/

デジサーチでは、
インターン生に決定権を与えるということを
徹底して行っている。

企画会議で社長も社員も徹底的に意見を述べるが、
最後に決定するのはインターン生だ。

リクルートもそうだ。
入社1年目から、企画プレゼンが通れば、
その瞬間に室長に昇格し、部下ができる。

そこに。
成長する会社の秘密があるように思う。

決定権を預けるということ。
そこから当事者意識が生まれてくる。  


Posted by ニシダタクジ at 07:19Comments(0)NPO

2009年01月01日

ヒーローを生んでいく仕組み

「ヒーローズファーム」に込めた思いがある。

ヒーローはテレビの中にいるのではない。
日常生活の中にヒーローはいるのだ。
いや。
自分たち自身がヒーローになっていくのだ。

「学び」と「出会い」、「コミュニティ」をテーマに、
身近なヒーローを輩出していく仕組みづくり。
子どもたちがカッコイイ大人に出会うための仕組み。
憧れを生み、そこから生まれる挑戦を大切にしていくこと。

それを地域で実現していくこと。
それによって子どもひとりひとりがヒーローに育つ。

それだけではない。
閉鎖空間ではなく、地域という開かれた空間で
その仕組みを実現していくこと。

それによって、地域の大人もヒーローに変わる。

芸能人がいつまでも若く見えるのは、
常に人に見られているから。

自分を見つめている子どもたちがいる、
それが大人たちの意識を変えていく。

その連鎖がヒーローを生んでいく。
ひとりひとりのヒーローが社会を変えていく。

僕もはじめよう。
身近なヒーローへの第一歩を。  


Posted by ニシダタクジ at 08:22Comments(0)NPO